高3の夏休み)模試を受けて自分の立ち位置を俯瞰するんだ、ジョー!

子すずめは学校法人角川ドワンゴ学園N高等学校の通学コース生でこの春高校3年生になりました。2022年4月からN高オンリー、N高純正品です。

子すずめは第2回全統共通テスト模試(マーク式)受験してきました。子すずめ自身はガチの受験生勢に比較すると「お前、もう少し精進してから受けに来いよ」位の低空飛行な学力レベルなので、模試を受ける意義が薄いです。

が、一教科60分~80分のテストという時間空間は、N高では味わえない体験です。N高には定期試験はありませんし、単位認定試験も一教科30分位の所要時間で、赤点を取ったとしても追試があります。2024年度の現段階では、ある意味、学力的にはぬるい通信制高校なのがN高です。(その事実を学園本部の中の人が問題視したらしく、2025年入学の生徒から定期テストを実施するようです)

つまり、やや長丁場の制限時間設定の中で時間に追い立てられた状況で、自分が詰め込んだ知識やら演習量を全力でぶつけて臨むテストという経験はN高では積むチャンスが皆無です。(N高を通じて模試の団体受験価格は提供あり)模試受けて結果をもらったって、模試結果が低空飛行過ぎてあんまり模試結果が参考にならないことも、正直言うと多いです。どの教科についても全分野、全領域を底上げしなければならない…という結果に落ち着いてしまうレベルだからです。子すずめの現段階での学力レベルでは、模試を受けたとしても「敗戦が確定している試合に臨む格下ランカーの、身の程知らずな挑戦」でしかありません。でも、現段階で自分よりも格上の模試だろうけれど模試を受けないことにはテスト時間の時間配分や、自分が教科書や問題集で学んだものを使ってどう回答していくか?の体感は得られません。子すずめが模試を受けに行くのは、格下ランカーが強豪へ出稽古しに行くようなものです。そう思いながら、高1の時から無料回の東進模試は受けるようにしていました。高2秋からは有料模試も…

この公式/法則は前の模試でも出てた。

マークシート用紙をマークするのはシャーペンより鉛筆の方が使いやすい。

問題量が今の自分には多いのはわかった、大問ごとに特徴があるから、あの大問は捨ててこっちの大問に力を注ぐことにする。

おやつは〇〇がいい。疲れた脳のパフォーマンスが向上する。

前回の模試ではお手上げ過ぎて、試験時間が余りまくってた(考えても解けないので暇タイムに入ってしまう)けど、今回は時間が足りなかった。

などなどの、何度か模試を闘い抜いたくための体感から得られた智慧がついてきました。相変わらず成績は低空飛行ですが、低空飛行の中身が変わってきました。何をやっていいのかわからなかった阿呆が、「この分野が自分は苦手なのだな」と己の阿呆さ加減がわかる阿呆へと転身しました。模試受験による定点観測、やってよかった…模試代がかかるけれど。

ただ…N高の生徒は本当に多様性に富んでいるので、模試についてガチで語り合える子すずめと似たようなレベルの校内友人は、残念ながら、いないようです。リアルで似たような学力で切磋琢磨できるような「学友」…たぶん全日制普通科高校の進学校ならばそういう学友ができやすい環境なんだろうなあと、その1点において、全日制普通科高校の進学校が羨ましいです。

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