The Beatles の "Love Me Do"(53WPM)=英語教材のお話(その39)=

第一段階(50WPM)の歌は楽です

 今回は教材としての歌。エルヴィス・プレスリーは少しお休みして、ビートルズの "Love Me Do"(1962)。
 洋楽に興味のあった中学時代・高校時代でしたが、不思議とビートルズのレコードは買ったことがありません。なぜかというと、ビートルズはラジオでよくかかっていたからです。ビートルズはそれほど格の違うバンドです。
 それにしても、第一段階(50WPM)のスピードの歌は楽ですね。
 それに、初期のビートルズは、歌詞も簡単。
 勉強に疲れたときでもOKでしょう。

少しだけ解説をすると

 "Love me do" の do は、いわゆる代動詞と呼ばれるもので、"love me" の代わりであり、また do love me と解釈すれば、love me を強調した用法とも言えます。
 do, you, true, do と韻を踏んでいます。韻を踏むためにも、"Love Me Do"ということです。
 "Love, love me do" と、最初に結論をたたみかけ、次に、"You know I love you"と、相手にその理由(ワラント)を示し、"I'll always be true"と、さらに深い理由を示して、そして"So please, love me do"と、あらためて丁寧にプリーズを引き伸ばして結論を繰り返す。"Love Me Do" には、その論理展開に三段論法のようなイメージがあります。無意識でしょうけれど、納得しやすい論理展開になっています。

つまらないと思った人は別の教材を探しましょう

 たとえ有名でも、かったるい、つまらないと思えば、あなた向きではありません。そんな教材は捨てて、自分にあった教材を選びましょう。


いいなと思ったら応援しよう!