"The Secret to Advanced English listening Skills" (119WPM)English Speaking Successシリーズ=英語教材のお話(その33)=
本日、紹介する教材も、YouTube です
YouTube の英語教師の紹介シリーズ。
二番手のキース先生のリスニング技術、特に弱音と強音についてのお話です。
今回は内容も重要ですので内容もマスターしましょう
内容は追いかけはするものの、たとえ内容はマスターできなくても、キース先生が授業で使っている英語に身を置いて英語に浸かってほしいと強調してきました。
キース先生自身、"game-changer"(「革命的なこと」)というコトバを使っていますが、今回の動画は内容も、英語の弱音と強音という重要事項になります。
"The Secret to Advanced English listening Skills" という17分とちょっとの動画。
ちいさいことのようで実は大きな違いを生み出す英語の強音と弱音の違い
これはキース先生が今回の授業で紹介しているわけではありませんが、英語に少し慣れてくると、たとえば、冠詞の a を「エイ」と強音で発音されるのを耳にしたり、強調されて「ジィ」と発音される the に気がついて英語の発音には強音と弱音の発音があるんだとわかるようになってきます。
次は、冠詞の誤用例であって、発音例ではありませんが、"I'm Yoko. And I'm a wife of Mr. Thompson."と、洋子さんが不定冠詞の a を使ったらたいへんです。というのも、これでは洋子さんがトンプソン氏のたくさんいる奥さんの中の一人ということになってしまうからです。不定冠詞 a の弱音のかたち、つまり、曖昧母音のシュワ(Schwa)サウンドで、洋子さんが "I'm a wife…"と発話すれば、"Please say, "I'm THE wife of Mr. Thompson.""と「ジィ」と定冠詞を強調して助言されるのオチです。これでようやく一人しかいない「トンプソン氏の奥さん」ということになります。もし洋子さんが、"I'm A wife of Mr. Thompson."と、不定冠詞の a を「エイ」と強音で発音したら、これはもう、"Please say, "I'm THE wife of Mr. Thompson.""なんて助言はしてくれません。強音での発話は、(洋子さんがわかった上での)強調しての発話と認識されてしまうからです。
冠詞なんて取ってつけたような機能語であり、通常弱音で発音されるから、アバウトでよいということにはなりません。ちいさいことのようで実は大きな違いを生み出す英語の発音における強音と弱音の違いということは頭に入れておいて下さい。
意味すら違って母語話者に聞こえることもある
前にもお話しましたが、日本語は、一語一語ていねいに発音しますが、英語は、テキストでは、一語一語、スペースまで置かれて独立しているように見えるので、その見かけから、一語一語を几帳面に丁寧に発音したくなりますが、それでは英語になりません。
強調すれば、意味すら、違ってくることがあります。
ということで、今回のキース先生の授業内容は、まさに "game-changer"(「革命的なこと」)となるわけです。
弱音でも発音されるよくある8つの例
以下が、キースさんの今回の動画で説明している8例になります。
キース先生の助言
本動画でも、後半で、キース先生の助言が2つのコツとして紹介されています。
キース先生の今回の話すスピードは 119PM
135WPM、138WPM、125WPM、本動画が119WPMですから、キース先生の話すスピードは、120WPMから140WPMくらいでしょうか。
つまらないと思った人は別の教材を探しましょう
よい教材であっても、すでにわかっている、つまらないと思えば、あなた向きではありません。そんな教材は捨てて、自分にあった教材を選びましょう。