【テック】電子投票加賀一万石

石川県加賀市は、インターネット経由で市民の意見を効率的に聴取する「電子投票システム」の構築を始める。同市は3日、マイナンバーを活用した本人認証を手掛けるxID(クロスアイディー、東京・千代田)、分散型台帳(ブロックチェーン)技術を開発するLayerX(レイヤーエックス、東京・中央)と協定を結んだ。3者は連携し、2021年度にもシステムの実証実験を始める。



(加賀市は)2019年にはブロックチェーンの要素技術を採用したデジタルIDソリューションを提供しているxIDとの連携協定を締結。2020年8月には同ソリューションを活用した電子申請サービスを提供開始するなど、着実にデジタル化に向けた歩みを進めています。このように、加賀市ではブロックチェーンを広く活用することで、より耐改ざん性と透明性の高い行政システムの構築を目指していますが、ブロックチェーン技術はその特性上、透明性が高いがゆえにデータ保護、プライバシーの観点から情報の秘匿性・匿名性の担保が容易ではなく、それらが社会実装における課題となっていました。
LayerXは、ブロックチェーンの社会実装に係る次世代のプライバシー保護技術である「Anonify※」をはじめ、プライバシー保護と個人情報の活用の両立のため、秘匿化・匿名化技術の研究開発を推進してきており、今回、デジタルIDを用いることで、利便性が高くかつ安全なデジタル社会の実現を目指している加賀市・xIDのビジョンが一致。連携協定の締結へと至りました。
今後は、電子投票プラットフォームを提供する事業者との提携を視野に入れながら、根幹技術に関する議論を進めます。また、民意の反映や、市政の透明性の担保を目的として、加賀市の施策に関する電子投票の実現可能性を検討します。

https://layerx.co.jp/news/pr20201203a/


※Anonifyについて
AnonifyはPCやスマートフォンに備えられたプロセッサのセキュリティ機能であるTEE (Trusted Execution Environment) を活用した、ブロックチェーンのプライバシー保護技術です。ブロックチェーン外のTEEで取引情報の暗号化や復号を行いビジネスロジックを実行することで、ブロックチェーンの性質を活かしながらプライバシーを保護する、LayerX独自のソリューションです。

画像1



仕組みが難しいですね。

個人がマイナンバーに紐づけて持っている暗証番号で、データを秘匿化し、真ん中に位置するAnonify部分に、データを預けるということでしょうか。

その場合、個人が預ける・預けないの選択肢を持てるものだと期待しています。

Anonify部分に、勝手に銀行などが顧客のデータを預けるとは思えませんので(そうしたらAnonifyがブラックボックスになってしまいます)。



電子投票から、個人情報の秘匿化した利用方法まで話が飛んでしまいましたが、LayerXは面白い会社だなと感じました。

また、勉強してみます。


以上です。




いいなと思ったら応援しよう!