日本の株式市況(12月17日):日本企業の海外進出(JR九州)
①日本の株式市況(12月17日)
②本日の経済指標
③日本企業の海外進出(JR九州)
①日本の株式市況(12月17日)
日本市場:反発
17日の日経平均は132円高の21,506円と反発しました。NT倍率は13.49でした。売買代金は2.6兆円、空売り比率は38%、騰落レシオは79%でした。
電気ガス、陸運がアウトパフォームした一方、石油石炭、鉱業がアンダーパフォームしました。空売り比率は医薬品、非鉄が高かった一方、情報通信が低めでした。日銀のETF購入はありませんでした。
活況銘柄
値上がり率
1:ジャパンディスプレイ / 86円:+16円(+22.86%)
2:クミアイ化学 / 766円 : +100円(+15.02%)
3:鎌倉新書 / 1,492円 : +165円(+12.43%)
ジャパンディスプレイは中国系企業等の外部との提携協議を継続しているとあらためて発表したことで買われました。上昇率は上場来最大となりました。
値下がり率
1:RSテクノ/3,195 円 : -700円(-17.97%)
2:正栄食/3,215 円 : -700円(-17.88%)
3:日本CMK/701 円 : -150円(-17.63%)
RS Technologiesは一部取引において実在性に疑いがあることから特別調査委員会を設置したという発表を受け売られました。疑いがある取引の規模は売上高約3.5億円、売上総利益約1憶円となっています。
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②本日の経済指標(12月18日)
16:00
・(ドイツ)IFO景況感指数
前回/102.0 , 予想/101.7
22:30
・(米)住宅着工件数 [年率換算件数]
前回/122.8万件 , 予想/122.5万件
・(米)住宅着工件数 [前月比]
前回/1.5% , 予想/-0.2%
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③海外進出(JR九州)
JR九州タイでホテル事業に参入
JR九州グループはタイで11月1日よりホテル運営を開始しました。米マリオットインターナショナルのホテルや土地を貸借するかたちでの参入となります。運営は現地法人のタイJR九州ビジネスディベロップメントが行います。また、タイにおいて昨年12月には不動産事業に参入しています。
JR九州といえば年末年始の交通機関の混み具合が気になりますが、九州新幹線と在来線特急の予約席数は、前年同期比7.6%増の22.7万席。利用のピークは下りが12月29日、上りが1月3日ですが、4~6日にも分散しているそうです。JRグループ全体としては、予約席数9%増の384万席と9年連続の増加となっています。年明けの曜日配列やボーナス増加が予約増につながったそうです。JTBの発表によると、年末年始を海外で過ごす人は前年比4.3%増の73.4万人と過去最高になる見通しです。