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ポンコツな政府は持ちたくない。

6月30日、中国政府は、国際的な批判を浴びる中、香港への統制を強化する「香港国家安全維持法案」を可決させ、主権や領土に関わる「核心的利益」で「外国に譲歩しない方針」(外交筋)を明確にした。習近平指導部は対外的に強硬な態度をますます鮮明にしている。

このところ、中国との対立を辞さない国が増えている。トランプ大統領の米国はもちろんのことだが、英国、豪州、インド、ベトナム、フィリピンの対峙姿勢も明らかだ。

【ロンドン時事】香港の旧宗主国である英国は、中国での香港国家安全維持法案可決を受け、香港に住む300万人近い「英海外市民」について、移住・市民権付与に道を開くための制度改正に着手する方針だ。中国は猛反発しており、冷え込んでいる両国関係が一段と悪化する恐れがある。(中略)
 中国側は「いまいましい干渉であり、(深刻な)結果を招くだろう」(外務省報道官)と警告している。(了)

豪州でも政府のみならず国民レベルで嫌中が拡大している。

【シドニー時事】オーストラリアでは、新型コロナウイルスの世界的な流行や中国の挑発的な姿勢を受けて、反中感情が過去最悪の水準に高まっていることがシンクタンクの世論調査で明らかになった。豪州国民の5人に2人は、中国を経済的な連携相手よりも安全保障上の脅威とみなしているという。24日付の豪経済紙オーストラリアン・フィナンシャル・レビューが報じた。(中略)中国の習近平国家主席が、国際問題で正しい行動を取ると信じているとの回答は22%にとどまった。中国を主として安全保障上の脅威とみなすとの回答は、過去5年間で15%から41%に増加した。モリソン政権が中国への貿易依存を減らす必要があると考えているとの回答は94%に上った。(了)

インドは実質的に交戦状態にある。

【北京時事】中国西部とインド北部ラダック地方の実効支配線付近で15日に発生した衝突は、両国軍とも発砲しなかったが、インド軍は20人が死亡。中国側は死傷者数を発表していない。

フィリピンのドゥテルテ大統領は米国嫌いで有名だが、中国はもっと嫌いらしい。

中国政府も必死である。御用メディアを使ってこの通り。

しかし、日ごろから周辺国を舐めているポンコツな奴らなので、結局反感を買っている。領海紛争を抱えるフィリピンに対して贈った歌に「一つの海」(=俺の海だけど)。

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平時には経済合理性で動く人々も、いったん政治経済的な苦境に直面すると、敵を定めて団結する。こういう時期に、いつも正直で真面目な国々を軽んじたり愚弄したりして怒らせるようなことは本当は避けなければならない筈なのだが、中国は何か悪いサイクルに入ってしまっているのではないか。ポンコツ政府が原因で、世界中の中国の方が変な目で見られる羽目になり、本当に気の毒だ。

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