$NVDA 2023年4月〆決算分析
【今回決算】
売上高○:7.19B vs 6.52B(Est)
EPS○:1.09 vs 0.92(Est)
【過去決算まとめ】
総売上高の推移をみると、2020年1月〆決算からYoYで数十パーセントの成長を続けてきた同社ですが、2022年7月〆決算から低成長となり、今回決算を含めて直近3四半期連続でマイナス成長を記録しています。
ここまで業績を牽引してきたゲーミング売上が低成長ですが、データセンターは長期にわたって成長を続けております。
ガイダンスは非常に強力でした。次の四半期決算での売上高は110億ドル±2%を予想しております。これは前年同期比+64%程度の数字で、過去最高の売上となります。
次の四半期はマージンの改善もガイダンスされました。GAAPグロスマージンは68.6%、nonGAAPのグロスマージンは70%を予想しております。
収益性が高く、財務も長期にわたって非常に健全です。
【総評】
決算発表の中でジェネラティブAIからの需要が強いことが言及され、株価は大きく上昇しました。
ただAIについて言及されただけの株価上昇ではなく、力強いガイダンスに裏打ちされた機関投資家の買いが入ったと思われます。(決算発表当日に大きな出来高の陰線を出したことが気がかりではありますが、、、)
しかし、株価水準は依然として高いです。ヤフーファイナンスの最新の予想EPSから計算されるPERは54.3倍です。
業績とガイダンスが期待外れなものとなったり金利上昇とともにグロース銘柄のバリュエーションが剥落する展開となれば大きくやられるリスクもありますが、リスクを承知で買い向かうのであれば、今から買っても悪くないと思います。