ヤギの草刈り
対岸に山羊を発見!
川沿いの雑草を食べていました。首輪をしているので、飼っている方がいるのでしょうね😃
以前、広大な病院の敷地に生えてくる雑草のお手入れに困り、病院でヤギの飼育を試みたことがありました。ヤギが雑草を食べてくれるのはとてもありがたいことで、環境にも優しく、なんだか、とても良いことをしているような気がしていたんです。
草を食べながら、敷地内をのびのびと自由に動き回るヤギ。そのヤギを見て、スタッフや患者さんも話がはずむし、癒される…ということを予想していたのですが、ヤギの身体能力はとても高く、のんびりと草を食べながら、じっとしているイメージとはずいぶん違いました。人間の作った柵なんて、いとも簡単に飛び越えてしまうのです。敷地内から脱走しないよう、首輪に長いロープをつけて柵に繋いでおくと、走り回った挙句、ロープが体に絡みついて動けなくなってしまいます。そのため、急遽、ヤギ小屋を作って、雑草を食べる時間だけ、外の決まった場所に繋いでおくという飼育管理をするようになりました。昼にロープで繋がれると、辛いのでしょう、とっても悲しそうに「メェェ~」と泣くのです。やっぱり、放し飼いにしようと考え、もう一度、柵を作って、夜以外は、敷地内で放し飼いにしてみましたが、ダメでした。いとも簡単に「ピョン!!」と超えてしまいます。近所の方が、「オタクのヤギが、ウチに遊びに来てましたよ」と、連れ戻してくださることもありました。
ヤギを飼ってみてわかったことがもう一つあります。ヤギにも好きな草と、嫌いな草があるのです。敷地内にたくさんの草木があると、自分の好きな草ばかり食べて、嫌いな草には見向きもしません。
「草食動物のヤギを利用して施設内の雑草駆除をしよう!」という私の浅はかな考えは、こうして砕け散りました。ヤギは知人に引き取ってもらうことにして、雑草駆除作戦は失敗に終わったのです。
今では、懐かしい思い出です。苦労しましたが、ヤギがピョンピョンと走り回る姿はとても可愛らしく、当時はとても癒されました。衛生的な問題や、アレルギー等の問題をクリアすることができれば、アニマルセラピーはとても良いものだと思います☺️
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