ワトコオイル(WATCO OIL)の魅力と無垢フローリングとの相性
自然素材を活かした家づくりやリノベーションが注目される中、エコロキアの無垢フローリングはその温かみと質感で多くの方に選ばれています。
しかし、無垢フローリングはその特性上、適切なメンテナンスが欠かせません。
そんな無垢フローリングの仕上げやメンテナンスで注目されるのが『ワトコオイル(WATCO OIL)』です。
今日はワトコオイルの魅力と無垢フローリングとの相性について詳しく解説します。
ワトコオイルとは?
ワトコオイルは、英国発祥の木材用塗料で、天然素材に配慮した製品として世界中で愛用されています。
主成分は植物性油(亜麻仁油)と溶剤であり、木材の内部に浸透して保護効果を発揮するのが特徴です。
表面に膜を作らず、木の持つ自然な質感や風合いをそのまま引き出すため、無垢材に最適な塗料として知られています。
ワトコオイルの魅力
木の質感を引き立てる浸透型オイル
ワトコオイルは、木材の内部に浸透して保護層を作ります。
その結果、木目や節といった無垢材ならではの自然な美しさを際立たせます。
光沢のある仕上がりを求める場合も、自然なマットな質感を維持したい場合も、
仕上げの方法次第で柔軟に対応できます。
耐久性と撥水性の向上
木材は湿気や汚れに弱いですが、ワトコオイルを塗布することで耐久性が大幅に向上します。
オイルが木材に浸透し、表面に撥水性のある保護膜を作るため、水や汚れが染み込みにくくなるのです。
特に無垢フローリングは日々の生活で傷や汚れがつきやすい部分なので、この効果は非常に魅力的です。
塗り直しが簡単
ワトコオイルのもう一つの魅力は、メンテナンスのしやすさです。
ワックスやラッカーと異なり、劣化した部分だけを簡単に補修できます。
特に無垢フローリングの場合、使い込むほどに木材の表面が傷つくことがありますが、ワトコオイルを再度塗布するだけで元のような艶と美しさが蘇ります。
環境に優しい成分
天然成分を主成分とするため、有害物質の発生が少なく、環境に優しい点も特徴です。
特に小さなお子さんがいる家庭や、ペットを飼っている家庭では、安心して使用できる塗料として人気があります。
ワトコオイルと無垢フローリングの相性
無垢フローリングは、自然素材特有の温かみや柔らかな触感が魅力です。
しかし、乾燥や湿気の影響を受けやすいという性質もあります。ここでワトコオイルが効果を発揮します。
木の呼吸を妨げない仕上げ
無垢材は「呼吸」する素材であり、塗膜系の塗料で覆ってしまうとその特性が失われます。
一方、ワトコオイルは浸透型の塗料であるため、木材が湿気を調整する機能を損ないません。
これにより、フローリングが反りにくくなるだけでなく、適度な湿度を保つ効果も期待できます。
経年変化を楽しむことができる
無垢フローリングの魅力の一つに、使い込むほどに味わい深くなる経年変化があります。
ワトコオイルを使用することで、時間と共に色味や質感が深まり、唯一無二の風合いを楽しめるのです。
簡単なメンテナンスで長持ち
無垢フローリングは適切なメンテナンスをすれば何十年と長持ちしますが、そのためには定期的な手入れが必要です。
ワトコオイルを塗布することで、傷や汚れを目立たなくしながら、フローリングを美しく保つことができます。
ワトコオイルを使った無垢フローリングの施工方法
ワトコオイルを無垢フローリングに使用する際の基本的な流れを以下に紹介します。
フローリングの清掃
施工前にフローリングの表面をしっかりと清掃します。汚れや埃が残っていると塗りムラの原因になります。研磨(サンディング)
古い塗装が残っている場合や表面がざらついている場合は、紙やすりなどで表面を研磨します。滑らかな仕上がりが期待できます。オイルの塗布
ワトコオイルを布や刷毛で木目に沿って塗布します。一度に厚く塗りすぎないよう注意しましょう余分なオイルの拭き取り
塗布後、15〜20分ほど経過したら、乾いた布で余分なオイルを拭き取ります。この工程を行うことで均一な仕上がりになります。乾燥と仕上げ
オイルが完全に乾燥するまで数日間放置します。乾燥後、さらに艶を出したい場合は布で磨くと良いでしょう。
まとめ
ワトコオイルは、その浸透性と自然な仕上がり、さらに環境に優しい特性から、無垢フローリングとの相性が抜群の木材用塗料です。
無垢フローリングの美しさを保ちながら、その特性を最大限に活かすことができる点が、多くのユーザーに支持されている理由です。
これから無垢フローリングを導入する方や、既に無垢フローリングを使用していてメンテナンスを考えている方は、ぜひワトコオイルを検討してみてはいかがでしょうか?
エコロキアではお好みの無垢フローリングまでにワトコオイルを塗装して納品することも可能です。
また既に敷いている無垢フローリングをワトコオイルを用いてメンテナンスすることも可能ですのでエコロキアにご相談下さいね。