005: 小遣い帳から家計簿を作る(2)
「小遣い」と「貯金」の2シート構成から、費目毎に予算を立て、費目毎に支出を管理できように変形します。
1. はじめに
前回の家計簿note
小遣いの内訳を費目毎にわけて、予算にしたがって支出管理できるように様式を変えて、その管理方法を説明します。
何にいくら使うのか明確になり、ある目的の予算を別の目的で使ってしまうということがなくなります。
2. 予算を立てる
費目を以下のように分けて予算を立てます。
・食費
・教養費
・交際費
・趣味費
・雑費
家計簿ファイルのシートは以下のようになります。
・予算
・貯金
・食費
・教養費
・交際費
・趣味費
・雑費
今回の予算はこちら。実は、この予算が家計簿の本質です。家計簿は、ここから始まって、この枠を保つように運用します。
予算のタイプは4つです。
・日予算
・週予算
・月予算
・年予算
各期間の初日に予算が計上されます。
予算タイプの関係は以下の通りです。
・年予算 = 日予算 * 365
・年予算 = 週予算 * (365/7)
・年予算 = 月予算 * 12
・日予算 = 年予算 / 365
・週予算 = 年予算 / (365/7)
・月予算 = 年予算 / 12
月予算の費目がほとんどと思いますが、食費は毎週どの位お金を使えるのかわかるように週予算としました。
費目の構成や予算金額は年の途中で変えても良いですが、オペレーションは複雑になります。
3. 食費を運用する
こんな感じになります。
現金のやりとりはこのシートに集約します。財布がひとつでそれとの突き合わせになるからです。予算は、毎週リセットして残金を貯金に移しても良いですし、そうしなくても良いです。
月末のオペレーションはこんな感じです。
週末でないといくら貯金に移動してよいかわかりません。
4. 教養費の運用
こんな感じになります。
7/3は古本を現金で買った前提ですが、現金のやりとりは食費にまとめます。
5. 交際費の運用
こんな感じになります。
今回は、赤字を貯金から補填しました。差引が赤字のまま翌月に繰り越すこともできます。どちらが良いかは運用次第です。
6. 趣味費の運用
こんな感じになります。
カメラなどはまとまったお金ができてから買うことになるはずです。
年 96,000 円、3年で 288,000 円なので意外と予算はあります。
8. 貯金の運用
貯金といっても家計簿内貯金です。今年使う予定があるお金です。
9. まとめ
費目毎に分けて予算をたてて、費目毎に家計管理をする方法を説明しました。
次回は、実際に使ったお金の累計を求め、年計表を作る方法を説明します。