
ぼくの地球を守ってのあらすじ

主人公の亜梨子は植物の気持ちが分かと言う不思議な特技はあるものの、歌が好きな普通の女子高生。

ある日、クラスメイトの迅八と一成の会話を立ち聞きしたのをキッカケに、2人が前世の夢を見ていた事を知る。

前世で2人は異星人の科学者であり、他の仲間と共に月基地から地球を見守って暮らしていたのだという。
一方、亜梨子は何かとちょっかいを掛けてくる隣の家の小学生、輪を預かった折に、彼を誤ってベランダから転落させてしまう。
輪は意識不明となり、回復を必死に願う。
その祈りは強いテレパスとなり、輪は前世の記憶と超能力に覚醒した。
回復した輪は「亜梨子と婚約したい」と突拍子もない我儘を言って周囲を困らせる一方、裏では“Sくん”を名乗り、ヤクザの息子タカシを脅して、タカシの親が施工する“東京タワー”改修工事にあるシステムを組み込ませようと強請るなど、怪しい行動を繰り返すようになる。

そして亜梨子は、前世の夢を断片的に見る事になり、自身が木蓮と言う絶世の美女であったこと、褐色の肌の青年紫苑とふたりで地球を見守る異星人であった事を知る。短い夢ながら迅八と一成の前世と共通点を見出した亜梨子は、似顔絵と共に迅八達に話し、同じ夢だという結論に達する。

同じ基地にいた残りの4人の仲間たちを探し始める亜梨子たち。
裏で暗躍し始める小学生の倫。
前世の記憶を取り戻していく中で、月基地で起きた悲劇的な事件が、現世の倫や亜梨子たちにも影響を与え始める…。