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Hyvää juhanusta suomesta フィンランドの夏至祭
いろいろあって(ここでは省略)25年やってきた仕事を手放しました。最後の5年間が辛くて辞めました。
やりたいことしよう!とまず、大好きなフィンランドへ。2019年のGW、10連休全部使ってノルウェーとフィンランドを旅して以来です。あのときも元号変更対応で役職的に休んではいけなかったけど、1年前から準備していたのでと押し切って出かけました。てか、そんな役職に就くなんて知らんかったし。
で、来ました。フィンランド。今回の主目的はフィンランド語学習のサマースクール参加です。授業は7月から始まるのですが、「そうだ、夏至祭に行こう」と思いついて、早めに滞在開始。
京都じゃなくて夏至祭とは。
スウェーデン映画「ミッドサマー」が人気でしたが(みなさんの感想がこわくて観てません)、北欧諸国では日の長い夏至を盛大にお祝いされます。
ちなみに日が短い冬至は特にお祭りしないけど、よっしゃ!これから日が長くなる一方だとは思うらしい。
今年の夏至祭は7月21日金曜日の夜から翌日にかけて開催。21日は休日となり、20日木曜日は休暇前日でクローズするお店もちらほら。
たまたま泊まっていた場所がフェリーターミナルの近くで、トラム(路面電車)下車後に速足でキャリーバック転がして港へ向かう人々に遭遇。ゆーても、人口密度が低い国なので、トラム内は日本のラッシュアワーより断然快適です。
ヘルシンキで夏至祭といえば、セウラサーリという島のイベントが有名とのこと。カンッピバスターミナルから増便しているバスが便利と教えてもらって出かけました。
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前売り券を買っていなかったので、列に並んで入場。フィンランドで何かを買うために並んだことないかも、と思ったら、このイベントではごはんやスイーツの屋台&トイレに長蛇の列。そもそも、さっき人口密度低いって書いたけど、島内人口密度は高かった。(それでも、日本でのドームコンサート規制退場時よりは断然マシ)
セウラサーリは普段、野外博物館として開放されている場所。昔の教会建築や船倉、高床式倉庫などを見学しもって人の流れに身をまかせて歩きました。
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男女問わず、途中の林で草花を摘んで花冠やスワッグに仕立てている人多数。どうして編めるの?と、幼少期に花輪を作った記憶もない自分はびっくり。
映画では白いワンピースを着た女子がかぶっているイメージでしたが、普段着でサクッと作った花冠をかぶって歩いている人も多かったです。
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途中、フィンランド名物ムイック(小魚)のフライを並んで買い求め、音楽が聞こえる場所へ。ちょうど弦楽器とビブラフォンの演奏中。マリンバとかビブラフォンの音が好きなので、岩の上に腰かけてムイック食べながら音楽鑑賞。
テンポアップした曲に変わったら、民族衣装の男女がダンスを始め、飛び入り参加っぽい普段着のペアもどんどん踊り始め、びっくり。各ペアばらばらに踊っているけど、みんな笑顔でめっちゃ楽しそう。
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この後、伝統的な音楽に合わせて、民族衣装の男女が揃ってダンスをする時間もあったのですが、自分はビブラフォンに合わせてばらばらに踊る人々の生き生きとした姿に魅せられました。
夏至祭では大きな焚火に点火するのがハイライトなんだそうですが、快晴続きで乾燥警報が出ていたため焚火は中止に。アナウンスで知らされると、参加者からは失望の声が。
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24時を過ぎて太陽も低くなり、風が冷たく感じられるようになったので、帰宅の途につきました。
帰りもバスに乗ろうとしたら、長蛇の列。来たバスに乗り切れないほど並んでいました。日本のラッシュ経験者なので、あと一人乗れるやろと乗り込みました。
ぎゅうぎゅうの車内(前述の規制退場後の地下鉄並み)は、今までのフィンランド滞在の中でも最高の人口密度でびっくり。いやー、今日はびっくり続きでした。
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びっくりといえば、夏至祭参加者がみんなニコニコ、音楽にもノリノリ、ということにもびっくり。TVなどでフィンランド人はコンサートでも真顔でじっと聞いているなんて紹介されていたので。なんなら日本人よりダンスが好きそう。
知っているようで知らなかったフィンランドを一つ体験できました。