『よだかの星』と『夜鷹』
この記事は789文字です。
画像は、お借りしたカシオペア座。
タイトルは宮沢賢治の『よだかの星』と、きのこ帝国『夜鷹』から。
小学校1年時は鍵っ子で、
NHK教育テレビ(Eテレ)を見て両親の帰りを待っていました。
ちょうどそのころに覚えたのが、オリオン座やカシオペア座でした。
『よだかの星』にもこの星座が出てきます。
オリオン座は冬の星座の代表ですね。
カシオペア座は、秋冬が見やすいですが一年中見られます。
宮沢賢治を語るほど作品は読んでいないのですが
『銀河鉄道の夜』『よだかの星』のイメージが自分には強く、
子どもにも読みやすいけど、
星空や夜、暗闇、生と死、畏怖のようなものを感じていました。
秋が深まり日が短くなるとともに、
寂しさや不安感に呑み込まれそうになり、
ピリッとした空気と綺麗な冬の夜空にハッとします。
こういうのが宮沢賢治の世界にリンクするのかもしれません。
あらすじまとめ挑戦しましたが、挫折したのでWikipediaをご覧ください。
大人になって読むと
子どものころに読んだのとだいぶ印象変わります。
なぜ一年中見られるカシオペア座が出てくるのか、
大人になってわかったような。
ラストあたりの文章は特に、原作で読むことをおすすめします。
考え方や立場なんてちょっとしたことで変わるとか、
何かの犠牲の上に生きているけどそれをやめるとことができないとか、
多分一生かかっても解決できない課題だけど、
一生かけて向き合うことの大切さを教えてくれているような気がします。
Wikipediaによると、国や信教によっても解釈が変わるとのこと。
子どものころに感じた、生と死とか畏怖は宗教的要素だったのかもと納得。
どの考え方に近いか探ってみるのも面白そうですね。
きのこ帝国が『よだかの星』を通して思いを表現すると
こんな風になるのでしょうか。ぼんやりと考えてみると面白いです。
お読みくださりありがとうございました。