診断的治療と人生の出来事
この記事は525文字です。
「診断的治療」という言葉があります。
症状の原因が明らかでない場合に、特定の疾患を想定して治療を行うこと。治療に効果があればその疾患と診断し、効果がなかった場合は、別の疾患の治療を試しながら診断を確定する。
「goo辞書」
診断がつかない時に検査を繰り返して
治療の開始が遅れると、病状が悪化してしまう可能性があるので、
ある程度疾患の予測をつけてその治療を開始します。
その治療で効果があれば、結果的にその疾患だと診断される、
ということですね。
人生に起こる出来事も診断的治療に似ているところがあります。
後付け、意味づけ、こじつけという点では
科学的根拠はありませんが。
先のことはわからないけどやってみたらハマったとか、
あの時の辛い経験は今の糧になっているとか。
後になって必要なことだとわかったり。
あの時にやっておけばと後悔したり。
失ったものや見落としてきたものは取り返せませんが、
そこに気づいて
これからのことを考えることはできます。
どうせするなら
心地よい意味づけ、後付け、こじつけをしたいものです。
自分を治療できるのは自分です。
お読みくださりありがとうございました。