マヒがある子の『書く』練習
Q.保護者から「文字を書く練習をさせてほしい。」という要望があるのですが、1人で書ける文字は『数字の1書』だけ。基本的には、手を添えて一緒に手を動かさないと書けない状況ですが、1対1で対応できる時間は限られているので、毎日数分間練習しているけど身に付きません。
※以下は、マヒの有無に関わらず不器用さがある子どもに共通の介入法です。
訪問記録シリーズ/B-1
Bさんは、支援者が手を添えないと文字を書くことができない。先生が常にBさんを手伝うことはできないため、授業中はタブレットで【ひらがな入力】や【音声入力】を行っていました。
1人で文字を書けない理由は?
【握り方の評価】
①指で鉛筆を固定する力が弱く、三角グリップを使用。しかし、グリップが硬く、結局鉛筆を固定できていない。手を机から浮かせ、肩を動かして書いている。
φ(..)文字を書いていくには手首や指の動きによる鉛筆操作の獲得が必要です。Bさんは小さな関節を上手く使えていない。
【姿勢の評価】
②書字練習に対して意欲が低く、書字練習中は顔が机に付くほど頭が下がっている。イラストを描くことには意欲的で、良姿勢を維持できている。
φ(..)良い姿勢を保つ課題設定が運筆向上に繋がる。Bくんの場合、文字よりもイラストの方が運筆操作練習に効果が高そう。
学校での最適な取り組みは?
先生が援助した状態で文字をたくさん書くよりも、まずは援助が少ない状況で直線、波線、図形(〇、▢、+など)に挑戦し、手先のコントロールを高めるべき。また、線を書く練習であれば1人で取り組むこともできるので【学校】という環境にも適している。
プリント学習~実践記録~
下記で順で学校で取り組んでもらったことで、
半年後、ひらがな、カタカナを1人で書けるようになりました☆
線引き練習①
前方(遠方)へ向かって線を引く:
肘を伸ばす操作で行おうとするが、肘がスムーズに伸びない。
↳肘を伸ばすことでカラダが不安定になることが影響している。手首を返す方法(前腕回外&手関節伸展)を介助で伝えた。数回一緒に行うと、その後は自力で前方へ線を引くことが可能となった。
前方への操作が難しい場合は、何度か手首を返す動きを手伝い、本人に動きを確認してもらうことを先生へ依頼。
線引き練習➁
手を机に着いて線を引く:
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