正しいハサミの練習法
間違った練習法
ハサミを伝えるようになるために、「グーパー」ばかり練習をしていませんか?
何度グーパーしても、ハサミを扱えるようにはなりません。
感覚で持つ
指の途中で感じる
ハサミは手のひらで掴むのではなく、指に引っかけて使います。指先ではなく、指の途中で操作しています。
まずは、指の側面や背面をそっと撫でてみてください。触れた部分にくすぐったい感覚を感じると思います。
ハサミがすぐに指から離れてしまうお子さん達は、この感覚に気付かないかもしれません。
その場合は、小さな氷(綿棒を凍らせたアイススティックなど)で子どもの指の一部分を撫でてみてください。目を瞑って、どの指のどの部分を撫でたかを当ててもらいます。難しい場合は途中から開眼して、実際に撫でている様子を見てもらいます。
氷→バスソルト→ハンドクリームといったように、少しずつ刺激を減らしていき、少しの刺激に気付けるよう、感覚を整えていってあげてください。
指の途中で支える感覚
ハサミは指の途中で支えます。指の途中の感覚に気付いたら、次は指の関節を適度に曲げてハサミを保持します。この行程では、指と物(ハサミ)との関係性を感じることが必要になります。
小さい頃、指と指の間に鉛筆を挟んで、鉛筆を揺らして「鉛筆が曲がってる~」と遊んだ記憶はありませんか?あれを、人差し指の途中と中指の途中で行ってみてください。
お子さんが、鉛筆を曲げる(激しく揺らす)ことが難しければ、定規など、平べったい物から挑戦してみてください。
紙をピンと貼る感覚
次は非利き手の練習です。ハサミの操作を行うとき、非利き手では主に紙を持ちます。お子さんは紙をピンと張ることができていますか?
紙をピンと貼る力は、あまり注目されませんが、ハサミを使う上では非常に重要です。
もし、紙をピンと貼ることが難しい場合は、縄跳びを使って練習しましょう!
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