絵本「海辺のくま」 Clay Carmichael (クレイ・カーミッシェル)/江國香織訳 何気なく寝る前に子どもたちに読んだ「海辺のくま」は、結果的に私にとって貴重な思い出を携える1冊となりました。"ものがたりを読んで、心が揺さぶられる"という経験を初めてする子どものその様子を、その途中経過も含めて、初めて見たのです。 読み終わって裏表紙を閉じてふと子どもの顔を見ると、5歳の娘は息を止めて真っ赤な顔をしながらわなわなと震えていました。驚きをもって見ている私の顔を睨みつ
はじめまして、やまじと申します。 現在は日本の大学の児童学科で幼児教育を学んでいます。全く別の職種から、この世界に足を踏み入れました。 「主体的」「対話的」「レッジョ・エミリア的アプローチ」とは何か?といった子どもの教育に関心があり、幼児教育を大学でゼロから学んでいます。 ただ、学びはじめると、「幼児教育」というものが、社会や個人の問題解決の究極の手段であるように感じてきて、これからの不確実な世界を生き抜く様々な力を養う能力開発トレーニングの方法論の模索のように思えてくる