世界にただひとつの「クリスマス・キャロル」
こんにちは!note更新担当のたぬ子です。
世界で最も愛され続けているクリスマス小説の傑作『クリスマス・キャロル』
誰もが待ちきれない、1年に1度のクリスマスに繰り広げられる、不思議で心温まるミュージカルファンタジーがこの冬、最高のキャストで愛媛にやってきます!
今回は、ミュージカル体験ワークショップで講師を務められた、主人公スクルージの元共同経営者マーレイ役の吉田要士さんと、スクルージの使用人ボブの妻シェリル役の小林あゆみさんに、お話を伺いました。
作品への愛がたっぷり詰まったインタビューとなっておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
ミュージカルと作品の魅力を伝えたい
― 本日の体験ワークショップを通して、参加者にどのようなことを伝えたいですか。
(吉田)
『クリスマス・キャロル』公演の体験ワークショップですので、作品の魅力をお伝えしたいですね。
ワークショップで劇中曲や台詞、ダンスを一緒に歌ったり踊ったりすることで、作品を観られた時に「あ!知ってる!」と、今日のことを思い出してワクワクしてもらえるといいですよね。
(小林)
専門学生の時に、プロの役者さんが学校に来てワークショップをやってくださったことがあって、すごくドキドキして「この人と一緒の舞台に立ちたい」と思ったんです。
だから今日参加される方々に、そう思ってもらえたら最高ですね。
それに、ワークショップの私たちと舞台上の私たちは全く違うので、舞台を観に来てもらった時は「えっ!あの人たちが、この前の…?」と驚いてもらえるように頑張ります(笑)
母シェリルとして、亡霊マーレイとして
― お二人のお好きなシーンを教えてください。
(小林)
シェリルの稽古はこれから始まるんですけど、家族のシーンを好きになると断言できます。
シェリルは、夫のボブと子どもたちと貧しいけれど幸せに暮らしていて、劇中には家族だけのシーンがあるんですが、すごく幸せなシーンも胸がグッと苦しくなるようなシーンもあって。
とにかく家族のシーンを大切にしたいです。
(吉田)
彼女の役、すっごくいい役なんです。この作品の中で、一番切ない役でしょうね。
ボブ、シェリル、マーサ、ティムは、ギリギリの生活をしているけれども「みんなで楽しい時間を過ごすことができて幸せ」と言葉に出すような、本当に幸せな家族なんです。
だけど、切ないシーンもあって…
子どもたちが、家族でクリスマスを迎える楽しい曲を歌っているシーンで、ふとシェリルが切ない心を教会旋律にのせて歌うんです。
ほんとにワンフレーズなんだけど「これだっ!」と分かってくださると思います。
(小林)
絶対いいシーンにします!
― 小林さんのシーンすごく楽しみです! では、吉田さんのお好きなシーンも教えていただけますか。
(吉田)
僕は主人公スクルージの元同僚で、7年前に亡くなっているマーレイ役なんですが。
マーレイは、生きていた時の人々に対する行いが良くなかったせいで、亡くなった後、天国にも地獄にも行けず、街中を浮遊している亡霊になってしまいます。
そして、スクルージに「このままだと、お前も大変な目にあう。残された時間が少しはあるから心を入れ替えろ」と伝え、クリスマスの精霊たちと一緒に時間旅行へ旅立ちます。
その時間旅行は、一晩という本当に短い時間なんですけど、その間に過去から未来まで旅をして、最後にスクルージとお別れをします。
その音楽が素晴らしくて。
(小林)
ものすごい曲ですね。全体的に『クリスマス・キャロル』は曲が素晴らしいんですけど、その中でも断トツです。
(吉田)
『それぞれの世界へ』という曲で、それぞれの世界に旅立って行くという意味の曲なんですけど、僕とスクルージがずっとメロディーを掛け合って歌うんですね。
そこへ途中から精霊たちがコーラスで加わるんですが、そのシーンが一番好きですね。
普段どおりが、本番前のルーティン
― 日頃から、心がけていることはありますか。
(吉田)
すごく暑かったら冷たいのも飲むんですけど、基本的に温かいものを飲んでいますね。
今日もホテルの朝食で、ホットコーヒーと鯛めしのお茶漬けを「あったかい~美味しい~体に優しい~」と思いながら食べてました(笑)
あとは、年中湿度高めの暮らしをしています。
― それは、喉のためですか。
(吉田)
喉のためですね。
そういう生活をずっとしているので、それが自然で自分が楽なんですよ。
(小林)
私は、すごく気をつけ過ぎるタイプというよりは、いつもどおりしていた方が心が保たれるタイプですね。
本番前とか、いろんなタイプの役者さんがいて、一人で集中される方とか、声をなるべく使わないようにされる方とかいらっしゃるんですけれども、私は全然いつもどおり(笑)
ただ、睡眠と湿度は気をつけていますね。
”最高に幸せな気持ちになれる作品”を愛媛県県民文化会館で!
― 公演を楽しみにされている方へ、メッセージをお願いします。
(小林)
『クリスマス・キャロル』は、初めてミュージカルを観る方にも分かりやすくて、どの登場人物にも感情移入できる作品だと思います。
お母さんのシェリルの気持ちになる方も、子どものティムの気持ちになる方も、主人公のスクルージに心を寄せる人もいるでしょう。
私たちも自信をもって「観ていただきたい」と言える作品ですので、お子さまからおばあちゃん、おじいちゃんまで多くの方に観ていただきたいです。
(吉田)
いつも「最高に幸せな気持ちになれる作品」と、お伝えしています。
涙も出るし、心あったまるし、感動するし、笑いもあるし。
あゆみちゃんが言ったように、どの役にも皆さん何かしら繋がりを持てる作品になっています。
ぜひ、最高に幸せな気持ちになりに会場までお越しください。
詳細・問い合わせ先
ミュージカル「クリスマス・キャロル」
2022年12月6日㈫ 18:00開場 18:30開演
愛媛県県民文化会館 メインホール
S席(一般)5,000円(高校生以下)2,500円
A席(一般)3,000円(高校生以下)1,500円
プレイガイド
愛媛県県民文化会館、フジグラン松山
ローソンチケット(Lコード:63443)
問い合わせ先
公益財団法人 愛媛県文化振興財団
089-927-4777(平日9:00~17:00)
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