魅惑の「ラプソディ・イン・ブルー」×熱狂の「ボレロ」|大井剛史(指揮)
こんにちは!note更新担当のたぬ子です。
今年の『伊予銀行presents 読売日本交響楽団 愛媛公演』は、幅広い分野でマルチな才能を発揮している実力派、大井剛史さんの指揮と”かてぃん”名義のYouTubeでも人気沸騰中の角野隼斗さんのピアノという豪華共演でお送りします!
公演に先駆けて、指揮者の大井剛史さんにインタビューを行いました。公演を楽しむ準備として、ぜひご覧ください!
モーツァルトとガーシュインの弾き分けが楽しみです
ー 角野隼斗さん、読売日本交響楽団との公演について、それぞれの魅力や、お話を聞いた時のお気持ちなどを教えてください。
このインタビューの時点では、実はまだ角野さんとは共演したことがありません(8月末に別のオーケストラで共演)。才気あふれるピアノを弾かれる方と伺っていますが、今回モーツァルトとガーシュインという、全く違ったレパートリーをどのように弾き分けられるのか、楽しみです。
読響は言うまでもなく日本のトップオーケストラの一つ、そのリッチな音と奔流するかのような音楽が魅力的です。
「生きていてよかった」という感情・空気感の共有
ー 指揮者として大切にしていること、音楽を通して伝えたい思いなどはありますか。
特にこれを大切にしている、という何かはありません。ちなみに本番前のルーティンとか、そういったものも何もありません。何かを決めないようにしています。
オーケストラが出した音楽のその先は、それぞれのお客様のものです。出したものをどう捉えるも、お客様の自由だと思います。ですから、そこに私がこれを伝えたいなどと付け加えることは、越権行為のようにも思います。
それでも敢えて申し上げるならば、自分がコンサートで感じる「生きていてよかった」という感情・空気感を共有できたら嬉しく思います。
素敵なひとときを、みなさまと共有できたら幸せ
ー 今回のプログラムの魅力や聴きどころなどを教えてください。
コンサートの前半はモーツァルトで、いわばクラシック中のクラシック。優雅になるか、ドキドキワクワクになるか、あるいはその両方を兼ね備えるかは角野さん次第。蓋を開けてみるまで予測がつきません。
後半はガラリと変わってダイナミックな近代管弦楽の魅力が味わえます。ガーシュインももちろん楽しみですが、名手揃いの読響の演奏する「ボレロ」には特に期待が高まります。
ー 愛媛・松山にはどのような印象をお持ちですか。
最初に愛媛で訪れたのは宇和島だったのではないかと記憶しています。その後、何度か愛媛県には行っていますが、空港にある蛇口からみかんジュースが飲める?飲めない?そんなことも分かっていないくらい、いつも仕事であっという間に帰京してしまうのでゆっくりできたことはありません。食事より目の前にある音楽が気になって、愛媛で何を食べたかも記憶にないくらいです (これはどこに行っても大体そうですが・・) 。いつか完全にプライベートで来てみたいですね。そして松山にはもしかしたら伺ったことがないかもしれませんので楽しみにしています。
ー 最後に本公演への意気込み、読者の方へのメッセージをお願いします。
角野さんが自由に翔けるよう、最大限のサポートをしたいと思います。そして「ボレロ」では読響の魅力を思ってみなさまにご紹介できたらと思います。名作と名手が生み出す素敵なひとときを、みなさまと共有できたら幸せです。会場でお待ちしております。
詳細・問い合わせ先
伊予銀行presents 読売日本交響楽団 愛媛公演2024
2024年12月7日(日) 13:15開場 14:00開演
愛媛県県民文化会館 メインホール
問い合わせ先
公益財団法人 愛媛県文化振興財団
089-927-4777(平日9:00~17:00)
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