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WEリーグ参入クラブ決定で興味の対象は存続問題に アンジュヴィオレ広島の話題
2020年10月15日は、久々に女子サッカーの話題に日本中が包まれる1日となりました。 #女子サカマガ でも3つの記事を掲載しました。ただ、本当は4つになるはずでした。あるクラブのリモート記者会見に参加したのですが、私が質問をするときに急にFAXが鳴って慌てたり、ZOOMの録画に失敗したりと散々で材料を失い、しっかりとした記事を書くことができず断念しました。今後、試合のレポートの中に盛り込んでいこうと思います。
ただ、各社の記事を見て思いました。各クラブの記者会見の内容を網羅したり掘り下げたりした記事は見つからないのですね。WEリーグの記者会見についても、報じる項目を絞った記事がほとんどでした。ニーズがあるのかわかりませんが、私は、より詳しく深く伝える方向で進んでいきたいと思います(まずは録画を失敗しないようにしないと)。
10月17日掲載 WEリーグを目指す選手のお母様へのインタビュー
AC長野パルセイロ・レディースの住永楽夢(ラム)選手のお母様・住永光代さんにお話をうかがいました。以前にnoteに掲載したインタビューにWEリーグ参入決定後の喜びの声を追記しています。おめでたい記事なのですが、さりげなく課題を盛り込んでいます。
最近、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の感染拡大がピーク時よりもおさまったので、住永光代さんは長野に応援に出向いています。住永光代さんのような、1993年のJリーグ開幕に胸躍らせた世代の人にオススメです。やっぱり、あの試合が期待のモチーフになりますね。
10月16日 アンジュヴィオレ広島の存続問題で揺れる広島女子サッカーをレポート
予想以上に注目を集め「タグマ!」の約50サイトの全記事のアクセス第一位になりました。10月末で解散を発表するかもしれない、WEリーグ入りできなかったアンジュヴィオレ広島の話題を中心に「WEリーグ以降」を探りました。3クラブのインタビュー記事は大変そうに見えますが、この方法でやろうと決めて1週間で公開しています。
アンジュヴィオレ広島の存続とサンフレッチェ広島の女子サッカー参入は、これまで、閉鎖的な環境でアンジュヴィオレ広島を取材した中国新聞と、元スポーツ新聞記者でスクープ重視の「ひろスポ」だけが大きく報じていて、興味のある方は情報を得られずフラストレーションを貯めていました。どの記事も間違えではないと思うのですが断片的だったからです。そこで、3つのクラブに取材し、現象よりも理由を深掘りすることで記事を作ることができました。
広島の皆さんはもちろんですが、全国11箇所にプロクラブが存在する「WEリーグ以降」に、日本のトップリーグではなくなったプレナスなでしこリーグの存在価値を見つめ直すことに役立てればと思います。サッカーファンにイメージしていただくとしたら、プレミアリーグが誕生した以降のイングランド一部リーグかな。
WEリーグ以降の
— 松永早姫/Saki Matsunaga (@mattun11_7) October 16, 2020
それぞれの存在意義とは。
トップリーグではなくなる
なでしこリーグの価値とは。
とっても考えさせられています。
日本女子サッカー新しい歴史の始まり⚽️ https://t.co/7TWfNPfYsT
WEリーグへ参入しない愛媛FCレディースでプレーする松永早姫選手もツイートされています。
10月15日 マイナビ仙台のエンブレムがない アナウンサー村林いづみさんインタビュー記事
9月にインタビューを行いました。マイナビベガルタ仙台がWEリーグに参入することは堅いだろうけれど、どのような発表になるのか分からない段階でした。結果は「ベガルタ」の文字がない、「マイナビ仙台のエンブレム」もない、ベガルタ仙台のサイトには参入の記事がない(マイナビのサイトへのリンクだけ)という結果でした。マイナビベガルタというチームは存続します。「参入は嬉しい」「でも寂しい」という感情は、仙台から離れた方には伝わりにくいと思うので、自分でも掲載できて良かったと思える記事でした。村林いづみさんが、ここまでお話ししてくださったおかげです。正直、掲載のボタンをクリックしたときに泣きました。
注目を集める「クラブの存続問題」。さて、これまでの記事で最も閲覧されたのは・・・
やはり、Jリーグや地域リーグのクラブを追いかけて来た方にも「自分ごと」として感じていただける「クラブの存続問題」が注目を集めたということがわかります。私もフリューゲルス存続問題や鳥栖フューチャーズの存続問題では実際に関わりを持っているので、そのお気持ち、よくわかります。
ただ、一番多く閲覧された記事は・・・こちらです。
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