人には個性があって「○○恐怖症」と言えば、分かりやすいかもしれない。 自分も破裂・爆発・発砲音恐怖症で、学生時代はとにかくパニックを起こしまくっていた。今でも風船やビニール袋が膨らんでいるのを見ると反射的に耳を塞いでしまうし、「喚き散らせばその場の雰囲気を壊すし、周りには迷惑しかかけない」ことを学んだのでその場で喚き散らすことはなくなったが、呼吸の仕方が分からなくなって声も出なくなってしまう。それに聴覚過敏を抱えていることもあって、突発的な音にはとにかく弱い。 そんな前置
小学校の時に必ず宿題で出される「自分の名前の由来」。大体5行ぐらいの短文なのだが、この宿題が出されるたびにとにかく苦労・・・しかしてこなかった。 何故なら名付け親である母親に何度聞いても、 「呼びやすいから」の一言しか返ってこないからだ。おかげで宿題として提出してもクラスの笑いものにされるか、担任に呼び出しを喰らって怒られるしかなかった。 一年に一回はこの話題になるのだけど、最近は「呼びやすいから」に加えて、 「私が(本名)で呼びたかったから!」 と言う理由が判明。
「自分の中学卒業と同時に、生まれ育った故郷から引っ越して、自分たちの家を建てる」 それが母方の実家に居候して肩身の狭い思いをしていた両親の願いだった。 でも実際、それは叶わなかった。 自分の年から入試制度が前期と後期に分かれ、前期試験は作文と面接だけと言うとんでもなく簡単な試験になった。なのに学区内制度は継続していて、学区外の高校、特に進学校へ進学出来る人数は片手で足るぐらいに制限されていた。 ただ家族の意向もあったので、一応進学先としては地元の高校ともう一つ、学区外に
先天性の発達障害、そして二次障害として発症した精神障害を併せ持つ自分の周りには、何故か「人間関係が原因のトラブルメーカー」が集まってくることが多い。 まあ、自分も感情のコントロールが非常に下手くそな上に、会話のキャッチボールも出来ず、挙句の果てに聴覚過敏で音の聞き分けも出来ない。衝動的に、直動的に行動しがちなのでトラブルを起こしやすいのだが、それはさておき。 主治医やカウンセラー、それにソーシャルワーカー曰く、自分はアスペルガーの中でも「自身を第三者の視点から客観的に見る
記憶にも新しい今年の箱根駅伝。 創価大学の10区は、先天性の網膜色素変性症を患うランナー・嶋津くん。 スタートから監督の心配をよそに爆走し、11位から9位まで浮上。チームはシード権を獲得し、嶋津くん自身も区間新を獲得した。 網膜色素変性症は、将来失明する可能性も高い目の病気だ。嶋津くんも現時点で夜盲、つまり「暗いところではほとんど見えない」症状が出ている。ただ、直射日光による紫外線は病気の進行に繋がる。夜盲でサングラスはかけることは出来ないから、代わりに白い帽子を被るこ
「生まれながらの劣等生」 全員が同じことをやるのが当たり前なド田舎に生まれ、ましてや親族の同年代は大学まで行って、現役バリバリのキャリアウーマンか結婚して子どもを産むことが当たり前のコミュニティの中で、たった一人、「劣等生」としての人生を歩むしかなかった。 運転免許取得どころか、一般就労すらままならない。そもそも高1の時点で大学進学を諦めて(高2からの科目選択の時点で大学入試に必要な授業を全く選択出来なかったこともありますが)、親族の中での発言は無くなりました。 ご挨拶