老障介護、4回目ワクチン接種完了
昨日、長女の4回目ワクチン接種が無事終了。
これで、晴れて親子ともども、4回目接種完了となりました。
前の日の夜に、
「明日、4回目のワクチンの予約の日だから、4時に園に迎えに行くね。」
と伝えましたら、
「はずかしいから、むかえにこないで。
おかあさんといきたくない。」
などといつものごとく、グダグダ言い始めました。
当日の朝になると
「迎えに来てもいいよ。」と言います。さらに、
「サングラスかけてね。」などと、やさしいことを言うではありませんか。
前の晩のグダグダはどこかへ、消えています。
ワクチン接種というイレギュラーな予定が入ったことで、心がぐらぐらしたのでしょう。
さて、お迎えの時間です。
なんて暑いのだ。
熱中症にならないようにしなければ。
ここは日傘の出番です。
あゆみ園は4時が退園時間です。
4時になると、送迎サービスを利用しているメンバーは、送迎者に乗り込み、一人で帰るメンバーは一人で帰路につき、お迎えのメンバーは家族に引き渡されます。
「桃子さんはトイレに行っています。少しお待ち下さい。」と支援員さんの声。
相変わらず、トイレが近いです。緊張しているのでしょう。
やっと、出てきた長女。
「頑張ってね。」と言う声に送られて、ワクチン接種に向かいます。
公園の木立を抜けて、医院に向かう途中、
「わあああああ~」と言う大声が。
「せみが。せみが。いたい。いたい。」と叫んでいます。
見ると、長女の首にセミが止まっています。
あの足の先、痛いんですよね。
「えい、やっ」とタオルで、セミを払いのけたら。
「せみがおしっこかけたあ。」
と、半泣きになっているではありませんか。
セミが飛び立つとき、おしっこをかけていったのでしょう。
消毒スプレーをして、タオルでごしごし拭いても、
「キティちゃんのマスクにおしっこかかったあ。」
とまだ、泣いています。
キティちゃんの手作りマスクが気に入っていて、不織布マスクの上にキティちゃんのマスクを二重にしているんですよね。
「洗濯するから大丈夫。」と元気づけ、
園の嘱託医の先生の医院へ到着。午前中に園の健康診断を受けているので、今日二度目のご対面。
「ちくっとしますよ。っていわれた。」
と言いながら、元気に診察室を出てきた長女。
えらいでしょ、やったでしょ、と言うような、顔つきです。
「暑いし、接種後だから、タクシーで帰ろうよ。」と弱気な母に、
「でんしゃとばすでかえります。」ときっぱり。
さらに、
「あしたは、おでかけ、しようねっ。」とのたまわる長女。
少しはだるいとか、発熱するとかして、寝込んでくれたら、私は助かるのになと、自分勝手な思いを持っていたので、ぐへっとなりました。
ずっと躁状態が続き元気溌剌、活発だったので、すこーしでいいから、静かにしてくれたらいいのになと、期待をしていたのですが。
翌朝、6時に元気に起きてきました。
「おでかけしよっ。」とご機嫌です。
副反応全くなし。
それはいいことなのではあります。
喜ぶべきことです。
「むりしてこなくいいよってどういうことだろうね。」と副反応を心配してくれた支援員さんの言葉の意味を問いかけられました。
月曜日は登園してほしいので、
「日曜日のお祭りに無理していかなくていいよってことじゃない。」とごまかしておきました。
9時半になって、家を出発。朝早すぎても、お店は開いていません。
コンビニの前から、コミュニティバスに乗ります。
コミュニティバスがお気に入りの長女。
おかげで「100円玉」を覚えました。それまで、白いお金と言っていたのですが、コミュニティバスを利用するようになって、100円玉が大好きになりました。
あれほど、お金がわからなかったのに。
まだ、お札は理解できていませんが。
騙されないように気をつけないと。
1000円と5000円と10000円と、どれが、価値が高いのか全く理解できていない。紙のお金。
プールの券売機で、500玉を入れて、おつりが250円もどると、
「うわーい。おかねもちになったあ。」と大喜びするのです。
硬貨の数が増えるだけなのですが。
幸せと言えば、幸せですが。
さて、今回は、本屋さんで「字の本」を買いました。
「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂2巻」です。
アイドル雑誌でなく、「字の本」を買うようになったのは、アニメの紅子さんのおかげです。
長女は「字の本」を読むことができないので、読むのは母です。
今夜からまた、私は銭天堂を読み始めます。
だから、すっかり紅子さんの口調が移ってしまって、
「ありがとうでござんす。」などと言ってしまうのです。