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じたくきんしん、クリニック通院

コロナ第7波の影響で、生活介護の通所が自宅学習になった長女。
今日は、クリニックへ行きました。
先月は、大声で怒鳴り散らし、多弁で、声が嗄れるほどでしたが、今日は、比較的、楽しく陽気な躁状態です。
自宅学習などという、急な予定の変更にも動揺せず、突然の雨にも対応でき、無事クリニックに到着。
お決まりの大衆演劇のポスターを見て、エレベーターに乗り、待合室へ。
電車の中でも、待合室でも、しゃべり続けて入るのですが、怒鳴り声でなく、まあまあ普通に近い声で、たわいもない話を繰り返しています。
ああ、よかった。躁状態が少しよくなってきたのかな。
だとしたらうれしいな。
などと、思っていたら、
「きょうは、じたくきんしんです。」
と大きい声で話しだしました。
「何、自宅謹慎って。そんな難しい言葉どこで覚えたのだろう。」
と思いながらも、それは長女の勘違い、
「今日は、自宅学習ですよ。」
とやさしく教えたんですが、その後もずっと、
「きょうは、じたくきんしんです。」
と言い続けています。ま、いいか。

躁状態の長女は待合室でも大忙し。脳波検査の技師さんが、
「一番の方、いらっしゃいませんか。」
と呼んでも、答えがないとみるや、
「いちばんだって、いちばん。」
大きい声で、長女が取り次いでいます。
すると、待合室の奥の方の端っこにいたおじさんが、
「はい、一番。」と言いながら立ち上がったので、やるじゃん、長女、役に立っていると、感心いたしました。
このクリニックは、名前を呼ばず、(プライバシー保護のため)受付番号で呼び出すのです。
今日は自分で自分の薬を持つと言って、家から大きめのバッグを持ってきた長女。
処方箋薬局で受け取った薬を、しっかり自分のバッグに、丁寧にしまっていました。
小さいころからずっと薬を飲んでいるので、薬を飲むのが当たり前になっている長女。
子どものころは薬を飲ませるのにずいぶん苦労したなあ、それが今や、自分で薬を持つだなんて、えらくなったものだなあ。
帰りに、コンビニで、ビニール傘を自分の作業賃で買った長女。
今日はいい買い物ができたなあとご機嫌でした。
陽気で、楽しい、躁状態の日です。

※シロクマのピース
 母親にネグレクトされた、シロクマのピースは、飼育員さんの手によって育てられます。大きくなりましたが、ピースはてんかんの発作が出るようになりました。服薬しているそうですが、体重が重いので、どのくらい薬を飲んでいるのだろう。体が大きいので、発作が起きたら、どんなに大変だろうと思います。長女は、てんかんの発作が服薬によりコントロールできています。クリニックの先生、ありがとうございます。

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