ほかろんの夏休み 酷暑ぎらぎら
はっぴいえんどの「日傘クルクル 僕は退屈」なんて、のんきな「夏なんです」の歌なんて歌っていられないほどの、暑い夏です。
生きているのがやっとです。
若くて元気な人でも、熱中症になって倒れているし、救急アラート逼迫で、救急車はなるべく、呼ばないようになんていう、市のお知らせメールが、きたりしてます。
私は、もともと、暑さが苦手で、25度過ぎると、動くこともできないほどの、夏嫌い。
そのおかげか、熱中症にはならないですんでいます。
知的障害の生活介護に通っているほかろんには、夏休みはありません。
施設によっては、お盆休みを設けているところもあるようですが、ほかろんの通う園は通常介護です。
これが、何より、助かっています。
学校に行っているときは、あの長ーい夏休みがあって、毎日毎日悪戦苦闘して、過ごしていました。
当時は放課後デイサービスはなかったのです。
あったとしても、なかなか、難しいところがあるほかろんですから、通ってくれたかどうかはわかりません。
唯一、YMCAの「あおぞらの会」の山中湖キャンプがあるだけでした。
ほかろんは、今の通所は大好きなので、毎日通っています。
通所の夏休みはないですが、お母さんの夏休みがもうすぐやってきます。
8月の半ばに、毎年開催される「水泳カウンセリング」の合宿です。
発達障害などの子どもや成人を対象とした、個人の先生による「水泳カウンセリング」に、もう20年以上も通っています。。
毎年、5月の連休と夏に先生のおうちにお泊りをして、バーベキューや、カラオケや、調理などして楽しみます。
スケジュールは、まったりしていて、予定表をみると、起床9時なんて書いてあって、のんびりです。
ほかろんは、先生ご夫妻が大好きで、先生のおうちにお泊りするのが楽しみのようです。
というわけで、3泊4日の合宿の間は、お母さんの夏休みです。
合宿の最終日の翌日は、お疲れ休みをするので、ほかろんは園をお休みします。
だからほかろんにとっては、この合宿が夏休みなのかもしれません。
お母さんの夏休みは、毎年、はあああっとため息をついて、ううううーんと深呼吸をするだけで終わります。
ひとりで、好きな時間に起きて、好きなものを好きな時間に食べて、好きな時間に見たいドラマや映画見て、「普通で当たり前」の生活を楽しみます。
障害者の親は、当たり前で、普通の生活が何よりの贅沢なのです。
お母さんがリフレッシュして笑顔になる貴重な時間が、ほかろんの夏休みでもあります。
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