ふくみみさんの福袋
どこと言って取り柄はない私ですが、実は「福耳」です。よく、お会いした方から、「福耳ですねえ。きっといいことがありますよ。」と言われます。シングルマザーで、非正規職員ばかり続けてきたため、73歳の今は、国民年金だけのつつましい(貧乏)生活を送っています。49歳になった長女は、知的障害、自閉スペクトラム症、てんかん、躁病です。障害の特性により、こだわりが多く、そのため、不思議な儀式が、我が家にはたくさん存在しています。
これが、なかなか面白いのです。
まず、朝起きるまで。
タオルケットの上を長女が、下を母が持って、「えんやっとっと、えんやとっと。まえはううみい。うしろーは、はあとーやあのーたいりょうえん。つればつるほどやすくなる、ぎゃくさんだんすらいどほうしき。」と歌いながら、タオルケットを引っ張り合い、最後に、「ああっ。」と言って母が倒れこみます。こうして、お布団とタオルケットをはがして、長女は、やっと起きてきます。
毎朝こんなことやっているのですが、よく考えると、なんだか、おかしいですよね。73歳のおばあさんと、49歳のおばさんが、タオルケットのひっぱりっこをしているなんて。
ちなみに、昨日の朝は、「おおきな蕪」でした。長女が蕪で、母がおじいさんと、おばあさんの二役です。
金運はないけれど、面白いことや、面白いものがいっぱいの福袋のような、生活。
ふくみみさんの福袋です。
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