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もったいなくて、火をつけられません

知的障害のある長女が、生活介護のガーデンセラピーで、蚊取り線香をつくって持って帰ってきました。
ハーブを混ぜた粘土をこねて、作ったそうです。

「せんこうつけて。」と長女は言うのですが、火をつけるということは、燃えてしまうってことで、なくなってしまうことでしょう。
だから、母の気持ちとしては、もったいなくて火をつけられないでいるのです。

その話を連絡帳に書いたら、手作りの蚊取り線香はカビが生えやすいというお返事が書いてありました。
だから今日は、意を決して、蚊取り線香に火をつけます。
保存してカビてしまうより、いい香りを楽しむほうを選びます。
どんな香りがするのかな。
燃えてしまっていいのです。
それは、映画「スモーク」を見ているから。
残るのは、灰だけではないんです。
「スモーク」を見ていてよかった。

スモーク
ウェイン・ワン監督
1995年

長女はガーデンセラピーの活動が大好きです。
今まで、ジャガイモ、種団子、リース、などなどたくさん作ってきました。来月は何を作るのかな。
私も楽しみです。

蚊取り線香手作り




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