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えいやっ!
昔の押し入れに入っていたような、黴臭くて、重たいもめん綿の布団を、何枚も何枚も被っているかのごとくの重力を受けている私の朝の目覚め。
わりと、いつも最悪。
重たい。
被っている物が多すぎて重たい。
布団は軽いのが好き。
現実が重たすぎるから。
毎朝、起き上がるためには気合が必要。
京子さんお願いします。
気合いだっ!気合いだっ!気合いだっ!
京子さんに負けじと、私も掛け声をかける。
「えいやっ!」
すると、重たいもめん布団の数々は、ばらばらと吹っ飛んで、私は身軽になる。
背負っているものは多くて、重たいけれど、一つ一つを丁寧にこなしていけば、少しは、気持ちが楽になり整理される。
しかし、減りはしない。
むしろ増え続ける。
それが、私の毎日。
そのなかでも、なんだか心の底の下の下の奥の方に、少しだけど、ほわっと、あたたかいものを感じる時がある。
すると、なんだか少しうれしい気持ちになる。
知的障害のある長女ほかろんは、揺れる気持ちを抱えながらも、無事二度目のショートステイを終えて、帰ってきました。
「あさごはんのたまごがおいしかった。
うちでもつくってね。」
「おともだちができた。」
などと、話してくれました。
水泳カウンセリングのお泊り合宿などの経験を重ねてきて、母親と一緒でないおうちではないところで、お泊りすることができるようになってきました。
ここまで来るのにずいぶん時間がかかったけれど、ほかろんが納得して、ショートステイできたことは本当に良かった。
生活介護のスタッフさんが、朝、ショートステイにお迎えに行ったとき、
「またこんどね。」なんて、一緒にステイしていた人たちと挨拶していたそうです。
ということは、また行くよってことですね。
老障介護。
助けを求められる人と場所を増やしていく。
主治医、OK.
生活介護、OK.
ショートステイ、OK.
移動支援のヘルパーさんはまだです。(介護者不足のため)
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