アマゾンの駐車場に大きい桃太郎便
長女が通う生活介護では、月に一度、市内にあるアマゾンの倉庫に、パン販売に行きます。
パン販売の仕事は人気があって、誰が行くか、とても気になるようです。
長女もたまに、選ばれてパン販売に行きます。
アマゾンは長女にとっては、ディズニーランドよりも、もっともっと、夢の国なのです。
だって、うちに届く、本やDVDなどみんなアマゾンの箱に入ってますから。
もう、サンタクロースの国みたいな存在なのです。
その、アマゾンに行けるってのは、最高の出来事なのでしょう。
長女はアマゾンの大きな大きな建物のこと、ドアのこと、広いトイレのことなどを、嬉しそうに話してくれます。
長女の「よい建物の基準」は、素敵なトイレがあるというのが、最高なのですが、そこはお眼鏡にかなったようです。
そして、ある日、なんとアマゾンの広い広い駐車場に大きな桃太郎便が止まっているのを見たのです。
長女の大好きな桃太郎便。
毎朝バス停の前を通り過ぎる桃太郎便は小さい車なのですが、ものすごおく大きい桃太郎便が、アマゾンの駐車場に止まっているのを見たんだそうです。
もう、これは、長女にとっての最高の取り合わせです。
はっぴいえんど風にうたってみれば
「色鮮やかな大きい桃太郎便が、
アマゾンの駐車場に止まっているの見たんです。
それで、僕は風を集めて。」
という感じになるのでしょうか。
もう歌いだしたいくらいの大喜びです。
こんな楽しくお仕事できるなんて、長女は幸せ者です。
パンは全部売れたそうです。
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