不思議、おもしろ、生活介護連絡帳
連絡帳といえば、子どものころはみんな毎日使っています。
歳をとって、デイケアやデイサービスなどに通うようになると、また連絡帳を使うようになります。
障害のある人で、日中活動のため、生活介護などに通所するようになると、またまた(というか一生)、連絡帳の出番です。
我家の長女、ほかろんも今は生活介護に通ってますから、連絡帳を利用しています。
連絡帳には、毎朝、母が家での様子や、体調のことなどを書いています。
ほかろんは、こだわりのペンを私に持たせ、何を書くのかと目を光らせて、私の横に立ち、しっかりと見張っています。
ほかろんは字が読めないので、私は書いていることを口に出して読み上げます。
ほかろんは内容に満足すると、連絡帳入れに、こだわりの向きで入れさせ、それをさらに手提げ袋にこだわりの向きで入れさせます。
私は時々、ほかろんのこだわりの向きがよくわからなくなります。
すべての持ち物をこだわりのしまい方で、用意するので、支度に時間がかかります。
もうどうだっていいじゃないの。といいたい。めんどくさい。
そうして、やっとこさ持って行く連絡帳。
帰ってくると、
「れんらくちょう、よまないの?」と迫ってくるので、読みます。
それが、時々、面白くて笑いだしてしまうことがあります。
例えば、昨日の連絡帳。
AM
園の周りの草むしりを積極的に行ってくれました。
PM
公園に出かけました。
歩きながら、「ハトのホーホケキョ。よくなくね。」
「フッ、フッ、フッ、」と笑いながら、楽しそうに鳥の鳴き声を教えてくれました。
楽しかったです。
と書いてあって、スタッフのサインがありました。
と書いてあるんですが、なんだか、不思議な光景です。
「フッ、フッ、フツ。」という笑い声。
よくわからないハトのホーホケキョ。
スタッフの方も、楽しんでくださっているらしい。
まあ、よくわからないことを話しているほかろんの話を、よく聞いてくださっているのでしょう。
以前、別のスタッフさんが書いてくださったお楽しみ会の様子は。
「自分たちで、甘いお茶を作って飲んでいました。」
なんだかくつろいで、自分の家にいるみたいに自由にふるまっているかの如くで面白かったです。
そして、創作活動の時などは、
「いい笑顔が見られました。」
などと、楽しんでいる様子を書いてくださってます。
こんな楽しい様子をたくさん書いてくださるスタッフの皆さん、ありがとう。
ゆったりした雰囲気を作ってくださるスタッフさんありがとう。
いい連絡帳を毎日読ませてくださってありがとう。
学校にいたころや、園でも別のスタッフさんだったときは、
「あれがでなきない、これができない。家で何とかしてください。」とか
ネガティブなことばっかり書いてあって、連絡帳を読むのがつらい日々がたくさん続きました。
そうすると、母も落ち込んでしまって暗い顔になってしまいます。
でも最近の連絡帳は面白楽しいことが書いてあるので、読むのが楽しみです。