心の奥の方に隠れている温かい気持ち
なんとなくなあんだけど。
はっきりはしないんだけど。
ふっとした調子に浮かんでくる気持ちが、なんだか温かくて、ほんわりとした空気に包まれたような気持になることがある。
お気に入りの味のシリアルに牛乳をかけて食べたときに、ボールの底に残った最後の一口が、ああもっと食べたいな。
もったいないな。この味が無くなるのは。
みたいな、ささやかな幸せ気分。
長女のほかろんが、知的障害の生活介護に行って、ほっとしたときとか。
やたらめんどくさくて片付かない、めどの立たない問題に取り組んでいて、でも、まあ、しかたがないか。一つずつ片付けていくしかないか。と、覚悟を決めたときとか。
そんな気持ちになることができる私は、幸せ者だ。
「大変なこと90%、なんとかなるさが10%」の暮らしをしているけど、でも、まあ、フランクルの「それでも人生にイエスという」を読んでいるからには、苦悩し忍耐してきたことで、人間の尊厳を得ることができたと思う。
そして、うらみっこなし、いいわけなし、やっかみなし、悪口や噂や風評に左右されず、流されない。人のせいにしない。
自分の言葉で語る。
それだけで、たったそれだけで、心の底に温かい灯りがともる。
その灯りは、めだたないけど、きっといつか、誰かの目にとまる。
それが、私の娘たちの目だったら、私は世界一の幸せ者になるだろう。
「それでも人生にイエスと言う」 ヴィクトール・フランクル
人間の最高の尊厳は苦悩すること。
不幸に耐えて苦悩すること、そのことで、人間は高貴にされるのです。
最高の価値領域へさえ高められる。
「シリアルママ」 ジョン・ウォーターズ
私は、SERIALではなくて、CEREALの方のシリアルママです。
シリアルが大好きですが、連続殺人はしません。
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