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「第2回 売り上げを伸ばすためのWEBデザイン」(前編)ECサイトブラッシュアップセミナー
ご挨拶
本記事にアクセス頂きありがとうございます。
このnoteでは、三重県の県産品を販売される方々に向けて、インターネット通販(EC)による販売活動の成功に必要な考え方やスキルを発信しております。
このアカウントについて
このnoteアカウントは、三重県雇用経済部 県産品振興課『ECサイト等ブラッシュアップ支援事業』にて運用されています。
三重県内の県産品を扱う事業者の皆様が、今後効果的にインターネットを活用した販売活動を進めるうえで役に立つ情報を発信していきます。
全7回の「ECサイトブラッシュアップセミナー」の第2回目は、売り上げを伸ばすためのWEBデザインの概要を前編・後編の2回に分けてご説明していきます。
WEBサイトの種類と役割
今この記事を読んでいただいている方の中には、「コロナだからこそネット通販に取り組めばすごく売上があがるのではないか」あるいは「全国に販路開拓できるのではないか」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし実際にECサイトに取り組んでみた方の結果を見てみると、想定していたようにうまくいかないというケースが非常に多いです。それを改善するための様々な対策がありますが、今回はWEBデザインをブラッシュアップすることで、売上を伸ばしてく方法をご説明させていただきます。
デザインの基礎的な話も出てまいりますが、規模・業種を問わず覚えていただきたい内容となっております。
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WEBサイトの種類は大きく分けて4つあります。
①WEBサイト コーポレートサイト、店舗のサイト
②ブログ オウンドメディア、企業ブログ
③ECサイト ネットショップ、決済機能付きのサイト
④LP(ランディングページ) 1ページのみで縦に長いWEBページ
①WEBサイトという呼び方は、全体を包括するカテゴリーの呼び方でもありますが、その中で大きく分けた時の種類の1つでもあります。ホームページという言い方もします。企業紹介やお店紹介、いわゆるコーポレートサイト・ショップサイトと呼ばれるものがこのWEBサイトです。
②ブログは、何か記事を更新すると、時系列に新しい順に記事が掲載されるタイプのサイトです。WEBサイトとブログが一緒になっている場合もありますので、あまり意識せず更新されているかもしれません。実際にはWEBサイトには固定情報が掲載されており、日付のある情報がブログに掲載されていきます。
③ECサイトとは、ネット上で決済できるサイトです。
④ LPとは、ランディングページの略です。後半で詳しく説明します。
まずはネット通販をする上での、WEB集客の全体像をしっかり覚えてください。ネット通販では、①ECサイトやホームページ、LPを閲覧してもらう ②そこから購入・お問い合わせに繋げる ③その後口コミや紹介・リピートをしてもらう、という良い循環を作っていくことが非常に重要です。
ではどのようにして①WEBサイトを閲覧してもらうのか。例えば検索エンジン、SNSやYouTube、TikTokで認知し訪問してもらう。メール・LINEで通知して訪問してもらう。ECサイトの他に、ブログなどのメディアを持っている場合、そこから訪問してもらうケースもあります。ここまでがいわゆるインターネットやデジタルと呼ばれる方法です。一方、ネット通販で売上を上げている企業は、チラシ、ポスター・DMや、マスメディアを使ったアナログな手段も組み合わせながら運用しています。
とにかくWEBサイトの訪問数さえ増えれば売上が上がる、という仮説を皆さんよく立てられます。しかし実際は、WEBサイトの訪問客が購入しなければ、売上は伸びていきません。
WEBサイトで売上を上げる為の要素の一つとして、WEBデザインは非常に重要です。
サイトデザインの基本的な考え方
まずWEBサイトやECサイトのデザインの役割についてご説明します。1つ目は、商品のコンセプトや世界観を表現することです。サイトを見た時に「この会社はこういうものを売っているのだな」と一瞬でわかることが非常に重要です。ロゴマークを見ただけでその会社の雰囲気がつかめる、そのようになっていると非常に良いサイトです。2つ目、特にECサイトではここが重要になりますが、操作性です。見たい情報にきちんアクセスできるか、買い物カートがわかりやすい場所にあるか、商品のスペック等をどこに書いているか、わかりやすく配置してあるか、などが非常に大事です。
サイトのデザインを変えるだけで、売上は大きく変わります。
初対面の人に会う時、普段着では行かないのではないでしょうか。少しおめかしする、相手に不快感を与えないように清潔感ある格好をする、といったことを心掛けるでしょう。WEBデザインも同じです。
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実はWEBサイトのデザインを見た瞬間、メインに配置されている画像や色で無意識にターゲットは選別されていきます。
WEBサイトを作るときに、企業コンセプトとターゲット(閲覧する対象者)に合致したデザインで作っているかどうかがキーとなります。自社の世界観と業種の「らしさ」(例えばファッションであればファッションのサイトらしさ、飲食であれば飲食らしさ)表現したデザインになっているか、ここをしっかり押さえてください。また、閲覧者にとって心地よいデザインになっているか。ごちゃごちゃしていて見ると心がざわざわするというものはデザイン的にNGです。WEBサイトを訪問した時にどれだけ親切におもてなしをしているかも非常に大事です。
ECサイトは、ごちゃごちゃしているとどこに何があるかわからないという状態になるので、少なくとも整理整頓されている状態が非常に大事です。
デザインの基礎知識
WEBデザインを構成する要素には、カラー、レイアウト、メインビジュアル、写真、バナー、フォント、キャッチコピー等、様々な要素があります。
今日はこの中でも、デザインを判断するのに直結する3つの要素「カラー」「フォント」「写真」について説明します。
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「カラー」色はすごく大事です。会社名を言われただけで色が思い浮かぶ、そんな企業ありませんか?その色がコーポレートカラーです。自社の世界観を表現できる色をコーポレートカラーに設定することが重要です。もし自社でカラーを設定してない場合には、ぜひこの機会に自社カラーを設定してください。
・赤 情熱的、自信、達成感、攻撃的
・オレンジ 陽気、社交的、冒険心、親しみやすい
・黄色 明るさ、希望、人気、好奇心
・緑 安心安全、新鮮、平和、健康、バランス
・青 誠実、真面目、冷静沈着、冷たい、抑制
・紫 神秘的、芸術的、高貴、優雅、葛藤
・白 純粋、浄化、神聖、理想、スタート、リセット
・グレー 調和、中立、落ち着き、あいまい、不安
・黒 高級感、威厳、重苦しい、威圧感
・ピンク 幸福感、優しさ、可愛い
ここに色の持つ意味を書きました。これをヒントにしながら選んでいただくのも一つです。
色が決まったら、それをどのようにWEBサイトに使用するか。色数をたくさん使うと、目線が散らばってしまい、ごちゃごちゃしている印象になりやすいです。色数はメインカラー1色にポイントカラーと差し色の3色のみ、あるいはメインカラーと少し抑えた同系色の2色だけ使う、というように色数は抑えてください。
(後編へ続く)
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