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ECサイトブラッシュアップセミナー「第6回 スマホでできる、使える動画の作り方と活用法」(前編)

ご挨拶

本記事にアクセス頂きありがとうございます。
このnoteでは、三重県の県産品を販売される方々に向けて、インターネット通販(EC)による販売活動の成功に必要な考え方やスキルを発信しております。

このアカウントについて

このnoteアカウントは、三重県雇用経済部 県産品振興課『県産品ECサイト等ブラッシュアップ支援事業』にて運用されています。
三重県内の県産品を扱う事業者の皆様が、今後効果的にインターネットを活用した販売活動を進めるうえで役に立つ情報を発信していきます。
全7回の「ECサイトブラッシュアップセミナー」の第6回目は、スマホで作る動画の作り方と活用法について前編・後編の2回に分けてご説明していきます。本ページは第6回の「前編」です。

第1部 動画の使い方

そもそもECサイトを運営する中で、どんな動画を作ればよいのでしょうか?動画は場所によって使い方が異なります。動画広告を掲載する場合は、ECサイトへの誘導の入口となります。SNSやYouTubeに掲載する場合は、興味を持ってもらったり、覚えてもらうことが目的となります。自社サイトに掲載する場合、製品について相手が知りたいことを解説し、購入を促すことが目的となります。動画を作る時は「どこで何の目的で動画を使うか」を考えて作ることがスタートになります。動画を作る目的は大きく分けて2つあります。

A.    商品を知らない人のための動画を作る(広告、SNS、YouTube)
B.    商品に興味がある人のための動画を作る(自社サイト)

A、 BのうちBの方が簡単で作りやすいので、Bの作り方から説明をしていきます。

作成する動画は
①メイン動画
②中盤の動画
③購入ボタン直前の動画

の3パターンです。それぞれの動画は
①メイン動画
   数十秒の短い動画。端的に魅力を伝える動画。
   見る人に「おや?何だろこれ」と思ってもらうことが目的です。
②中盤の動画
   具体的な機能を一瞬でわかりやすく伝える動画。
   見る人が気になるポイントを説明します。
③購入ボタン直前の動画
   いわゆる背中を押す動画、購入をしようと思う最後の一押しです。

オープニングや店長の挨拶、会社紹介は不要です。各動画の目的に沿った内容のみを伝えてください。商品に興味がある人のための動画は、見る人の気持ちを想像しやすいので比較的容易に作ることができます。ユーザーによく質問されることや、ユーザーが気になりそうなことをまず書き出してみてください。その中から動画にしたいことをピックアップしてみましょう。「使い方動画」「開封動画(開けた時にどうなっているかがわかる動画)」「注意点動画」がこのBの動画の一般的なものになります。

続いてAの「ホームページに誘導するための動画」について説明をしていきます。商品を知らない人向けの動画を作ることは難しいです。なぜなら、まだ興味のない人の気持ちは推測できないからです。そこで、既に結果の出ているPR動画の「型」を真似てください。いろいろな動画を見ていると、決まった型があることがわかります。型を真似る方法は
①   YouTubeで真似したい動画を探す
②   YouTube上で文字起こしを表示する(やり方は調べてみてください)
③   文章をコピーする

いくつかの有名な物販CMを見ると、どの動画も
①   オープニング → ②概要 → ③ポイント → ④締め(宣伝)
という型でできています。ですのでまずこの型にあてはめて、自社商品のPR動画を作成してみましょう。作成にあたっては原稿の作成が最も重要です。先ほどの原稿の型をそのまま真似して、みなさんの商品のPR動画原稿を書いてみてください。原稿作成のポイントは下記の通りです。
オープニング】ここは一般的に言う「呼び込み」です。
【概要】「この動画はこれ!」という説明です。この概要とオープニングをセットにして呼び込みはできるだけ短い方がよいので1~2秒でおさめます。
【ポイント】商品のポイントを3つ説明してください。この3つは文章量、時間は均等にします。思いつかない場合は「他と何が違うのか」をアピールします。初めての人でもわかりやすい言葉をチョイスし、刺さるフレーズを考えてみましょう。

動画原稿を作る際に重要なことは、自分が伝えたいことではなく、見る人が知りたいこと、なるほどと思うことを伝える事です。動画には長い文章は不向きですので、短い文章をたくさんつなげて原稿を作成しましょう。
クラウドファンディングもPR動画の宝庫です。こちらの動画も非常に参考になります。特にMakuakeは動画が良くおすすめです。
またGIFアニメもぜひ活用してみましょう。GIFアニメとは動く画像で、普通の動画よりも作りやすい事が特徴です。再生ボタンを押す必要もなく勝手に動き続けます。シンプルに伝えられることができ、音楽やナレーションも不要です。

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