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■ECサイトにおいてクロスセルを実践するには?
クロスセルは、ECサイトにおける売上を向上させるための強力な戦略です。
クロスセルとは、顧客が購入しようとしている商品に関連する補完的な商品を提案することを指します。
例えば、靴を購入する際に靴用のスプレーや靴下を提案することがこれにあたります。
以下に、クロスセルを効果的に実践するための具体的な方法とポイントを紹介します。
1. 商品ページでのクロスセル
商品ページは、顧客が既に興味を持っている商品を表示しているため、関連商品を提案する絶好の機会です。
例えば、スニーカーのページに靴下やインソールを表示することが考えられます。
この時、提案する商品の価格は主商品よりも低価格に設定すると効果的です。
商品ページでのクロスセルは、特に顧客の興味が高まっている瞬間に実施するため、効果が期待できます。
この時、関連商品の価格は、主商品の10%から50%程度に設定すると良いとされています。
例えば、$1,400のアウトドア暖炉を購入する際に、$140から$700程度の関連商品を提案するのが理想的です。
また、Amazonのように「この商品を買った人はこんな商品も買っています」といった形で、他の顧客の購入履歴を基にした提案を行うことも有効です。
商品ページでのクロスセルの具体的な実装方法としては、関連商品のリストを手動で設定する方法と、Fresh RelevanceやKlevuといったプラットフォームを利用して自動的に関連商品を表示する方法があります。
特に、自動化ツールを使用することで、顧客ごとに最適な商品提案が可能となり、効果的なクロスセルが実現できます。
2. チェックアウトページでのクロスセル
チェックアウトページもクロスセルを実践する良いポイントです。
購入を確定する前に、顧客に関連商品を提案することで、カートの合計金額を増やすことができます。
例えば、ペットフードを購入する際に、ペット用のおもちゃやシャンプーを提案することが効果的です。
チェックアウトページでのクロスセルは、顧客が購入を決定する直前のタイミングで行うため、心理的な影響が大きいです。
この時、提案する商品の価格は低価格に設定することが重要です。
例えば、レジでガムやエナジードリンクを勧めるように、オンラインのチェックアウトページでも、小物やアクセサリーを提案することで、顧客の追加購入を促進できます。
チェックアウトページでのクロスセルの具体的な実装方法としては、WooCommerceのプラグインやShopifyのアプリを使用することが考えられます。
これらのツールを使用することで、カート内の商品に基づいた関連商品を自動的に表示することが可能です。
例えば、犬の餌をカートに追加した際に、関連するおもちゃやシャンプーを提案することができます。
3. バンドル販売
関連商品をセットにして割引価格で提供するバンドル販売も有効なクロスセルの戦略です。
例えば、デジタルカメラとメモリーカード、カメラバッグをセットにして販売することで、顧客にとっての価値を高め、同時に複数の商品を購入してもらうことができます。
バンドル販売は、顧客にとって利便性が高く、総合的な価値を提供する方法です。
例えば、IKEAでは家具を購入する際に、同じシリーズの他の家具をセットで提案することで、顧客にとっての価値を最大化しています。
このように、バンドル販売は顧客が必要とする全てのアイテムを一度に提供することで、購入意欲を高める効果があります。
バンドル販売の具体的な実装方法としては、商品のセットを事前に設定し、割引価格で提供することが考えられます。
また、顧客が単品購入を検討している際に、バンドル商品を提案することで、自然な形でのクロスセルを実現できます。
例えば、カメラを購入する際に、バンドルとしてメモリーカードやカメラバッグを提案することで、顧客の満足度を高めることができます。
4. パーソナライズされた推奨
顧客の購買履歴や閲覧履歴を基に、パーソナライズされた商品提案を行うことも重要です。
Amazonの「この商品を買った人はこんな商品も買っています」という機能は、顧客データを活用して効果的にクロスセルを実現しています。
パーソナライズされた推奨は、顧客一人ひとりのニーズに応じた提案を行うことで、顧客満足度を向上させる方法です。
例えば、過去に特定の商品を購入した顧客に対して、その商品の補完的なアイテムを提案することで、追加購入を促進できます。
このように、パーソナライズされた提案は、顧客に対する理解を深め、より良いショッピング体験を提供するための鍵となります。
パーソナライズされた推奨の具体的な実装方法としては、MailChimpやMoosendなどのメールマーケティングツールを使用して、顧客の購入履歴を分析し、関連商品の提案を自動化することが考えられます。
これにより、顧客ごとに最適な商品を提案することで、クロスセルの効果を最大化できます。
5. ポスト購入メールでのクロスセル
購入後のフォローアップメールを活用して、関連商品を提案することもできます。
顧客が商品を受け取った後に満足しているか確認するメールを送る際に、関連商品の提案を含めると、追加購入の可能性が高まります。
ポスト購入メールでのクロスセルは、顧客が商品に満足しているタイミングで行うため、効果的です。
この時、顧客が既に購入した商品に関連するアイテムを提案することで、顧客の興味を引き続き引き出すことができます。
例えば、Sephoraでは、購入後に関連商品を紹介するメールを送信し、顧客にとって価値のある提案を行っています。
ポスト購入メールでのクロスセルの具体的な実装方法としては、メールマーケティングツールを使用して、自動的にフォローアップメールを送信することが考えられます。
この際、顧客が購入した商品に関連するアイテムを提案し、顧客のショッピング体験を向上させることが重要です。
また、顧客のフィードバックを収集し、それに基づいて更なる提案を行うことで、顧客満足度を高めることができます。
6. カートページでのクロスセル
カートページもクロスセルのチャンスです。
カートに追加された商品に関連するアイテムを表示することで、購入意欲を高めることができます。
たとえば、カートに本が追加された際に、同じ著者の他の本を提案するなどです。
カートページでのクロスセルは、顧客が購入を決定する前の重要なタイミングで行うため、効果が期待できます。
この時、関連商品を提案することで、顧客のカートに追加する商品数を増やし、総購入額を向上させることができます。
クロスセルは、ECサイトにおける売上を向上させるための強力な戦略です。
クロスセルとは、顧客が購入しようとしている商品に関連する補完的な商品を提案することを指します。
例えば、靴を購入する際に靴用のスプレーや靴下を提案することがこれにあたります。
クロスセルを成功させるポイント
○顧客体験の向上
クロスセルは顧客体験を向上させるために行うべきであり、無理に売り込むのではなく、顧客にとって価値のある提案を行うことが重要です。
○適切な商品選定
提案する商品の関連性と価格帯が重要です。
主商品と関連性が高く、かつ価格が比較的低い商品を選びましょう 。
○頻度とタイミングの調整
クロスセルの提案は頻度とタイミングを見極めることが大切です。
あまりにも頻繁に提案すると、顧客に不快感を与える可能性があります。
これらのポイントを押さえることで、ECサイトにおけるクロスセルを効果的に実践し、売上の向上と顧客満足度の向上を実現することができます。
ぜひ、これらの戦略を試してみてください。
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石井道明(いしいみちあき)のプロフィール
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初心者からプロまで教えている
無在庫物販の専門家
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元金髪モヒカンバンドマン→借金500万円→輸入ビジネス年商3億円、美容系物販年商120億円物販関係の会社を4社経営、
従業員200名英国MBAホルダー物販コンサル12年
無在庫ビジネス実績15年
ECラボメイン講師
石井が手がけた物販生徒1000名以上
物販歴23年
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