スーホの白い馬 〜ヴァイオリンと語り、そしてバルトーク〜
あの人気絵本とバルトークの音楽がここに出会った奇跡!世界を舞台に活躍を続ける3人のアーティストによって、これまで誰も経験したことのない新たな芸術体験が生まれます。
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〜 Ebony and Ivory からのオススメPOINT!〜
この企画は、単なる朗読コンサートではありません。また、いわゆる子ども向けのコンサートでもありません。
インターネットの普及によって日々膨大な情報の波に翻弄され、私たちは自ら「考え」「感じ」「想像する」力を失いつつあります。このコンサートでは、モンゴルとハンガリー、遥か6,000kmも離れた場所で生まれた2つの作品を“同時に”味わう特殊な体験を通して、親と子が一緒にイメージを膨らませ、誰もが本来持っている〈想像する力〉を呼び起こします。
大人も子どもも年齢に関係なく、それぞれの立場や感じ方で、きっと新たな発見を得られることでしょう。それが〈芸術〉の力なのです。
2024(R6)年度向けオリジナル企画(新制作)
Ensemble Creation プロデュース企画 第1弾
「スーホの白い馬」について
モンゴルを舞台にした人気絵本『スーホの白い馬』。
そして、ハンガリーが生んだ偉大な作曲家、バルトーク。
東アジアと東ヨーロッパ、遥か6,000kmも離れた2つの地域で生まれた物語と音楽の世界観がぴたりと一致する奇跡!そのことに気付いた3人の音楽家たちの感性から、この作品は生み出されました。
柳原由香、滝 千春、丹羽紗絵。
世界を舞台に活躍を続ける3人のアーティストが奏でるバルトークのエスニックなサウンドが、少年スーホと白い子馬との切ない物語と融合する時、これまで誰も経験したことのない芸術体験が生まれます。
大人も子どもも<音楽>と<言葉>にただ身を委ね、誰もが頭の中に持っている大きくて自由なキャンバスにあなただけのスーホの物語を描いてみてください。そして、コンサートが終わった後は、ぜひ親子で感想を話し合ってみてください。
<企画概要>
◆ジャンル:クラシック(室内楽)
◆取扱種別:オリジナル企画(共同制作)※2023年新制作
◆対象:一般・ファミリー向け、小規模ホール向け
◆公演時期:通年(要相談)
◆出演者:Ensemble Creation(アンサンブル・クリエイション)
~ 柳原由香(語りと歌)
~ 滝 千春(第1ヴァイオリン)
~ 丹羽紗絵(第2ヴァイオリン)
◆原作:福音館書店刊『スーホの白い馬』(大塚勇三 再話/赤羽末吉 画)
◆企画制作:Ensemble Creation/Ebony and Ivory
<プログラム>
●バルトーク・ベラ
・ルーマニア民俗舞曲 Sz.56(ヴァイオリン2重奏編曲版)
・2本のヴァイオリンのための44の二重奏曲 Sz.98 より(抜粋)
●ピョートル・チャイコフスキー
・ただ憧れを知る人だけが
(ゲーテの詩 “Nur wer die Sehnsucht kennt” による)
※公演時間:約60分(休憩なし)
<備考>
・学校や幼稚園など各種教育機関、福祉施設、美術館、図書館など、コンサートホール以外の場所でも上演可能です。お気軽にお問い合わせください。
・本公演内において、原作絵本の「絵」の投影などはありません。
〜 推薦のことば 〜
モンゴルを舞台にした少年と馬の物語『スーホの白い馬』と
ハンガリーの作曲家であり、民俗音楽の研究者でもあったバルトーク。
遠く隔たったふたつの世界が、かくも自然に、かくもエモーショナルに
ぴたりと符合することを、いったい誰が予想できたでしょう?
白い馬を見つけたときの喜び
王様に白い馬を奪われたときの怒り
白い馬が死んでしまったときの哀しみ
馬頭琴を奏でたときの安らぎ
情感豊かな語りと、共感に満ちたヴァイオリンが
スーホの気持ちを、バルトークの調べに乗せて描き出します。
ここで紡がれた言葉と音楽は、きっと未来を生きる人たちの心に
一粒の種を蒔いてくれることと思います。
原 典子(編集者/音楽ライター)
<公演料の目安> A ※編成および公演内容によって変動します。
(A:100万円未満 B:300万円未満 C:500万円未満 D:500万円以上)
ご依頼の内容に応じて個別にお見積りいたします。下記までお気軽にお問い合わせください。
<出演者プロフィール>
Ensemble Creation(アンサンブル・クリエイション)
柳原由香(ソプラノ)、滝 千春(ヴァイオリン)、丹羽紗絵(ヴァイオリン)。ヨーロッパとアメリカ、それぞれのフィールドでグローバルに活動してきた3人によるクラシック・プロジェクト。情報が蔓延し、不安が渦巻く生きづらい世の中だからこそ、〈芸術〉によって人間が誰しも生まれ持つ〈想像する力〉を呼び覚ますことが、音楽家の果たすべき社会的使命であるとの思いで2022年活動をスタート。日本の、そして世界の気鋭の音楽家たちとの協働にも積極的に取り組み、アーティストと聴衆が共に創造し、共感し合える新たな音楽表現活動を展開予定。
ソプラノ:柳原由香(やなぎはら・ゆか)
沖縄県立芸術大学音楽学部音楽学科声楽専攻卒業。明治安田クオリティオブライフ文化財団海外音楽研修生として、ハンス・アイスラー音楽大学ベルリンに留学。ドイツ・ベルリンを拠点とし、演出家D.マルトン、S.ホルムと共に、現代音楽オペラ、Musiktheaterでヨーロッパの劇場で活躍。2015年日生劇場『ドン・ジョヴァンニ』でドンナ・エルヴィーラ、18年にはリヨン歌劇場で同オペラのツェルリーナとしてデビュー、France3でも放映され好評を得る。19年には、ルクセンブルクで初演された日本の昔話『桃太郎』(演出:菅尾 友、作曲:M.F.ラング)でタイトルロール、21年から東京で開催されている「サラダ音楽祭」で、子供の為のオペラ『ゴールド!』(作曲:L.エヴァース)の日本初演で1人4役を演じ好評を得る。今までに、読売日本交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、京都フィルハーモニー室内合奏団、セントラル愛知交響楽団、エストニア・タルトゥ交響楽団、タリン室内楽オーケストラ、リヨン国立歌劇場管弦楽団と共演。
ヴァイオリン:滝 千春(たき・ちはる)
ユーディ・メニューイン国際コンクール第1位など数々の国際コンクールに入賞。国内外ソロリサイタルをはじめ、各地主要オーケストラにおいて、ユベール・スダーン、ゲルト・アルブレヒト、小澤征爾など、数多くの指揮者と共演。スイスのアニマート・オーケストラにコンサートミストレスとしてヨーロッパ各地の著名なホールで好演後、スイスのダボス国際音楽祭に招かれ、同年にはベルリン・フィルハーモニーにて新ベルリン交響楽団と共演。3年間ピクテ・ジャパン株式会社の「ピクテ・パトロネージュ・プロジェクト」アーティストとして活動。デビュー10周年記念で開催した「オール・プロコフィエフプログラム」は好評を博し、翌年フランスのムジカ・ニゲラ音楽祭に招かれ大好評を得た。2019年1月にミュンヘン放送管弦楽団のコンサートミストレスに短期就任。東京オペラシティの「B→C」では過去最多の共演者、楽器、ジャンルで話題となる。22年9月にはブダペストFar Eastern Classic Music Festivalに招待され好評を得た。23年5月にアルバム「Prokofiev」発売予定。
ヴァイオリン:丹羽紗絵(にわ・さえ)
全日本学生音楽コンクールにて第2位を受賞。ストラディバリウス国際コンクール、スウェーデン国際デュオ・コンクールにて入賞。桐朋女子高等学校音楽科卒業後、全額奨学金を得てニューイングランド音楽院にて、ドナルド・ワーレンシュタイン氏より師事。ジャスパー弦楽四重奏団のヴァイオリニストとしてディスペカー・アーティストと契約し、11年間アメリカ国内外の著名なコンサートホールでの演奏会、アウトリーチ等、年に100本を超える演奏活動を行う。コールマンを始め、数々の室内楽コンクールにて最優秀賞、観客賞を受賞。ニューヨークカーネギーホール、ロンドンウィグモア・ホールなどでデビューし、共に満席となり好評を得る。カーネギーホールではその後も6公演行う。オーバリン音楽院、テンプル大学、スワフモア大学にて講師の教職兼任の客員レジデント・カルテットを務める。ソノ・ルミナス社からCDを5枚リリース、『UNBOUND』はアカデミー賞にノミネートされる。2021年、20年のアメリカ生活を終え日本に本帰国し、銀座・王子ホールにて凱旋リサイタルを行い、満席となり好評を得る。その後、室内楽を始め、NHK交響楽団の第1ヴァイオリンや読売日本交響楽団の第2ヴァイオリン首席客演奏者として呼ばれるなど、今後の日本での活躍が期待されている。
<出演のご依頼、資料のご請求>
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エボニーアンドアイボリー合同会社(担当:宇山)
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