不文律崩れて
いやはやシカティ
世の中の常識と言うか
不文律と言うものは
じわりじわりと解体されていくことに
ちょっとした恐ろしさを感じている。
2024年はある不文律が崩れたことで
世界が劇的に変わってしまったと思う。
ロシア・ウクライナ戦争での
ウクライナのロシアへの越境攻撃のことだ。
「核保有国の領土を攻めても
核を撃つ事はできない」と言うことを
既成事実化してしまった。
核保有の意味が変わってしまった。
核を撃てないのであればと
NATOの最新兵器供与はさらに強化され
NATO参戦だってあり得るだろう。
世界全体の軍事費の6割を占める
NATO軍にロシアが勝利することは
不可能であると思うが
国家存亡の危機に
すでに陥っているかもしれない
ロシアが最後に何をやり出すのか。
想像したくない未来である。
世界は荒れている。
イスラエルの内紛
イランとイスラエルの衝突
世界がこれ以上荒れたら
中国も静かにしてはいないだろう。
不文律が崩れ去ったのは
シナリオの中の一つのオプションであり
この流れは必然であったのかもしれない。
もう絶望的な悲劇は始まってしまっているが
80年前の全世界を巻き込んだ悲劇は
絶対に繰り返してはいけない。
誰もそんなことは望んでいない。
一刻も早い事態の沈静化と平和を祈る。