自分の意見を通せるヒトになる
自分の意見をどうしても通したいと思ったら信頼できる社内の誰かに相談してみると良いですよ。誰かと真向から対立しないように、穏やかに進めるには必要な手順だったりします。たまに手柄を盗む人もいますが、大概の先輩は前向きに聞いてくれるはず。
気を付けてほしいのは「相手によって態度を変えるヒト」にあたってしまうこと。このタイプは上には信じられないほどの媚びるのが特徴です。話したことが周りに湾曲して伝わってしまうこともあるので注意してくださいね。一見若者の味方に見えるのですが、自分の保身と自分の出世ばかりに気をとられている方です。昭和なら「ゴマすり」と言われて嫌われてしまうのが一般的でした。青春ドラマだと必ず校長にはゴマをすり、新人の熱血先生の足を引っ張るのがこのタイプです。
いいたいことを日々我慢する必要はないですが、あまりに素直に言い過ぎても人間関係がうまくいかないこともあります。例えば飲食店。ホール職で応募して、配属されたのに、配属後に「ホントは料理をやりたい」と上のヒトに申し出てしまうとチームとしては上手くいかないこともあります。まずはホールをやってみて信頼を得て、経験を積んでそこから異動して違う経験という方法も選ぶのがいいかもしれません。
私の世代で大きな企業で管理職を経験した女性は「女だから」とかいうだけで実際に信じられないほどの嫌がらせを受けたりしました。私も理不尽に思うときには、いつも「仕事の神様が見ている」と心で思っていました。仕事の神様って意外にフェアで純粋です。この仕事の神様はスピリチュアルなものではなくて、コンペの勝率とか、売り上げの数字とか、クライアントからの指名とか目に見えるシンプルなもの。ヒトの好き嫌いとは違うものなので動かせない評価です。
たくさんのヒトが関わるので全てに正しい評価というのは難しいかもしれませんが「正しいものを正しく」やることでストレスは減って評価も変わっていきます。理解してくれる社内のヒトがいるので気兼ねせずに相談してみてください。それがあなたの仕事の神様だと思います。
読んで頂きありがとうございました。若いときに感じた働く苦しさだけでなく、誰にでも必ずいる「仕事の神様」を書こうと思ってます。仕事ってみんなが思うほどつまらないものではなくて、会社って面倒なものではなくて、意外に面白いを伝えたいと思っています。