人生一度きりを実感すると
人生には、まさかがあり、突然人生が変わることもあります。アメリカ在住の方に伺うと「コロナで突然、家族や友人を亡くした方が多くまだ国全体が呆然としている。ワクチンを打っても全く警戒心と猜疑心は変わらない」と。
行きつけのパブのスタッフが先日卒業しました。独立を目標に修行をされていましたが収入が減り違う業界に転職を決めたそう。是非活躍してほしいてす。
コロナをきっかけに都内を避けて人が少なく地盤のよい街に移住された方もいます。1人は寂しいと同棲やルームシェアも増えましたね。
このように人生は、突然前触れもなく変わることもあります。私の場合は母が57で自宅て突然亡くなり、20代最後の年に人生が大きく変わりました。「人はいつか亡くなってしまうんだ。やりたいことがないから目の前の仕事で自立しよう」と考えました。人生最大の味方を失ってしまい神宮が変わりました。
そして「生きるとは誰かを送ることなんだ」と何年もかかって気がつけました。それまで当たり前にあった命や若さは永遠じゃなかったと気がつきました。
生きることとは誰かを送りながら、次に繋いでいくことなんだと納得してから、初めて人生が自分のものになったような気がしました。亡くなるを受け入れることで、生きることを理解しました。
若いと漠然とした不安と自信が交錯しながら「こんなはずでは」と日々迷ってしまうもの。それは誰でもある感情です。但し20代である程度方向性を決めていないと、40代になったときに「自分か語れるもの」がない人になってしまうことも。人の信頼とは何かを続けてきた先にあるからです。歳を重ねてプライドが邪魔すると、まさかに対応できない人になってしまうこともあります。
今、セミナー講師やコンサルタントという仕事をされている方で、会社や肩書きが毎年変わるような方の話や本の内容は、聞いてきたような話や海外の理論の引用が多くて残念です。このように現場から一線をひいてしまった方は、「経験者」ではありますが続けていないから実務で起こるリアルなことが語れないのです。実務家でないと体験は語れません。
生きるとは、食べて寝て働くこと。但し、働けるのは人生の一番元気なときだけです。お金ばかりを追うと選択を誤りがち。何をするかより誰と働くかの方が大切です。ニーズがあるから頑張れるんです。目先の「楽だから」は多分長く続かないかもです。
お金は恋愛と似ているから足りないを数えて、欲しがり出すとキリがないし、欲しがり過ぎると逃げていきます。お金があると自由が得られますが本業で得たお金でないと手元に残らないのも特徴です。
一度きりの人生。歳をとって振り返って、続けてきてよかったと言える仕事と人に出会ってください。人生には今回のコロナのようにまさかがあります。まさかも含め受け入れて変化できるように20代を踏ん張りきってください。
時代は今大きくうねっています。誰かのために働くのは実は自分が一番幸せなことだったりします。読んで頂きありがとうございました。公園のベンチで書いてます。鳥の声と子供の声が遠くでしていて幸せです。