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面接でいいがちな「ヒトが好き」の落とし穴

面接で「私はヒトが好きです」をアピールするヒトがいます。私は人生で一度も言ったことがないフレーズです。ヒトが好きなのは「初めてのヒトと話すのが好き」とか「大勢のヒトといのるが好き」とか「〇〇のようなヒトが好き」とかもっと具体的に言ったほうがわかりやすいです。そもそも「ヒトが嫌い」は心に思っていてもなかなか申し出をしないので「ヒトが好き」には根拠と尺度がありません。

「ヒトが好き」と主張する背景に「ヒトが好きな俺はいい人で社会性が高い」という意味で言っているのかもしれません。大概のヒトはヒトが好きだし私たち日本人は「ヒトに気を遣って生きている」と思います。だから声高に言うのは相当イケていないと思います。

もう一つ「ヒトと話すのが好き」「ヒトと話す仕事がしたい」という方も多くいます。どんな仕事もヒトと話す仕事です。ヒトがいない仕事というはほぼありません。

但しエンジニアのように作業を黙々としなければいけない仕事もあります。そうゆうのが苦手ですと言ったほうが伝わりやすいと思います。エンジニアの方も仕事をスタートさせるときは多くの方のニーズを聞き取ります。だからやはりヒトが好きでヒトと話す必要があるのです。

「ヒトが好き」を主張するヒトの多くは「俺ってこうなんだよね」「私は〇〇なヒトだから」と言いがち。それより「〇〇が苦手」とか「これが好きでたまらない」という人柄のわかる具体的な気持ちのほうが面白いです。飲み屋で必要以上に大声を出して自分の会話を周囲に聞かせる系のヒトにこの手が多くいるのも特徴です。話をしてもあまり盛り上がらないヒトの多くは自分の関心が高く世の中や周りに目がいっていないことが多いかもしれません。

面接で「ヒトが好き」のフレーズを遣わずにご自身を表現することをおすすめします。



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