売らない営業で成功する
最近、こうでありたいというビジネスマンに出会いました。ある地方の不動産会社のオーナーです。不動産業界は手数料ビジネスなので売ろう売ろうとする方が多いです。正直あまり親切な方に出会えずに苦手な方ばかりでした。しかし彼は自分の会社の利益は度外視で、お客様に合ったものを提案してくれます。しかもまったく押し付けないのでとても気持ちよく聞いていられます。もともと広告関係という同じ業界におられたので波長が合うのもかしれませんが。
彼の会話から学ぶことがたくさんありました。彼は売りたいヒトにしか売らないそうです。なぜならば売ったあともフォローしたくなるような方としかお付き合いしたくないそうです。また投資で買うようなお金しか見ていないヒトはあとから必ず文句を言ってくるからそうゆう方は他の店で買ってほしいというのが伝わってきます。
欲をむき出しにする方も多く、ついつい自分も欲をかきたくなるところを人柄と人徳で穏やかに抑えておられます。
発声方法■高すぎず低すぎず音量も丁度いい。声の出し方は大切
返事■はいではなく「おっしゃる通りですよね」。と肯定から入る
意見■押しつけずでも自分ならこう思いますとはっきりという
ビジネス■長く付き合いたい人にしか売らない
■方針自分がほしくないものはヒトに売らない。
■リスクの開示自分なら買わないを明言。リスクも話す。
■付き合い出会いには感謝だけするから断られても気にしない
また会いたいと思わせることがビジネスの基本。営業の大概の人は自分の営業数字と見込み客のリストをみがち。そんな個人相手の営業なんて1年も続かないもの。
売らんがための営業なんて、そんな気持ちはすぐに見破られてしまうもの。上手いコトを言ったり、話をもったり、プチ嘘で営業するのではなくその人の幸せを願って、あえて売らないヒトになってみたら、営業マンとしては大成功すると思います。大概の買い物は高くするかしないかは買ったヒトの裁量次第だと思うからです。
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