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バブル崩壊直前と現代の共通点

働いている間じゅう辞めたいを言い続ける人にならないようにしたいもの。そして辞められない場合もあります。それは借金。無理な借金は絶対しないと決めたいもの。借金返済のために働くようになると辞める自由がなくなります。そうすると必ずメンタルに来ます。

今は資産バブル。自宅近くのマンションは40平米で1億。一人暮らし用の部屋が1億はやはり異常です。最近人気エリアになったからとガンガン販売価格が上がりました。銀行にローンを組んだら、毎月の返済額が家賃相場の何倍になるのは異常過ぎます。

バブル崩壊前はそこそこ安定している企業に勤務していればサラリーマンに銀行は頭金無しのフルローンで即融資が可能でした。自分で住まないマンションを賃貸で貸して、ローン返済に充てながら転売をして利益を得ていく資産形成方法。誰もが簡単にできました。今と似ています。

20代の普通のOLまでゲームみたいにリゾートマンションや地方のワンルームを買ったり売ったりを繰り返していたのが35年前の日本。

私も不動産会社に勤務する高校のクラスメイトから来月倍になるからと言われ、小さな古いワンルームを書いました。年収の5倍以内だからと審査無しですぐに銀行にローンが組めたのが不思議でたまらなかったです。

そして数ヶ月後にバブルが弾けマンションの価値は1/3以下。小さ過ぎて住めないから、仕方なく数年賃貸で貸しながらも気持ちの片隅に憂鬱さがありました。何年後かに買った価格の1/4で処分。少額ながらローンに振り回されて生きるのをやめたら働くのが楽しくなりました。マンションは来月倍になんかならないんです。それ以来本業に頑張っていこうと決めました。私はその時の反省から今も賃貸派です。

バブル崩壊前。3000万くらいの物件でも駅近かつ人気エリアならすぐに1億に。それがバブルが崩壊あとに本来の価値の3千万なってからがパニックの始まり。なぜなら銀行はマンションを担保に販売価格の8割の8000万を貸しています。同じ物件でも資産価値が3000万になったら8割の2400万しか貸せないんです。

だから借金の8000万の差額。5600万円をすぐ返済せよと個人にガンガン迫りました。破産前に取り立てたいから。これがバブル崩壊の正体。株も同様。保有株を担保に取引した方は地獄。サラリーマンの自己破産が身近になりました。経営者じゃないのに破産する人が多発したんです。 

持っている不動産や株の下落におののきパニック売りも多発。それがさらに価格を下げていきました。現金化を急いだから余計に損がでます。景気はムード。だから売りムードが冷静さを欠いて伝播したんです。あの1週間の異常さは忘れられないです。よく都心の雑居ビルに立ち入り禁止の紙が貼ってありましたから、差押えが多発しました。

しかしバブル崩壊は不動産会社や金融機関を中心に起きたから、無理な投資をしなければ一般の方にはあまり関係なかったんです。しかしたくさんの方の人生が変わりました。今たくさんの方が億ションと言われる部屋を買い、ネットで株が簡単に買える時代になりました。

資産運用は反対しません。しかし上手い話しは無いし知識がないならば無理をしないようにしてください。バブル崩壊。身近なら方がたくさん一晩で運命が変わったからです。まずは本業を頑張りそこからの運用です


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