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おばあちゃんの名前は「ゴムゴロウ」!

おばあちゃんの名前は「ゴムゴロウ」!

『日本人の名前』という本から、2つの「へぇぇ!」をご紹介します!

最初は、順子さんのおばあちゃんの名前。

彼女のおばあちゃまの名前が、権五郎だったそうな!「妖怪ベムベム」じゃなくってゴンゴロウだったそうなの。

「ちなみに私の祖母の名前は権五郎だった。家庭調査票に名前を書いて提出したら間違っているから書き直せ、といわれた。
祖母はなかなかの美人で、働き者で優しい人だったが、討幕のあの激動期に男の子が欲しくて曽祖父は生れてくる子に権五郎という立派な名前を付けておいたのだという。
だが生れてきたのは女の子だったのだから、もう一度付け直せば良かったのに・・・と気の毒に思うが、面倒くさかったのだろうか。私はその祖母がいったいみんなに何と呼ばれていたのか、とうとう聞きそびれてしまったが、だれにも呼んでもらえなかったのでは…と少し心が痛む。
戸籍本のふりがなには「ごむごろう」と記してあった」

男の名前を女の子につける・・・というのも明治時代にはあったそうな。


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しかし権五郎はどうなの?順子さんが言うように、なんと呼ばれていたのか?「ごんちゃん」だったのか、「ごっちゃん」だったのか?

私としては「伊達政宗」の娘「五郎八」イロハ姫にあやかり「いろちゃん」とか。「誉れ高い武士の娘・松平忠輝の正室としての凛とした生き方を真似しよう」

「権は権力という字、私も力強く弱音を吐かずに生きていこう」とか
思っていたのではないか?

などと「権五郎」おばあちゃま、絶対に自分の名前について「良い解釈」
をしていたことと思います。

男性名ですから、気丈に男並みに働いて家族を支えようという、お気持ちも持たれたかもしれませんね。

今風に音でいくなら「権」はケ、「五」はイ、ケイさんと呼んでも
エッジが利いていてステキだと勝手に妄想いたします。(笑)

濁音発音なしで「こん」さんとでも、呼ばれていたのではなかろうか?と推察する。

三味線で有名な杵屋さん、女性でも名取名が五三郎さんとか、三四郎さんとか、カッコイイ!

昔の方は漢字遊びも得意だったから「粋」な呼び名があったに違いない!
と思う次第なの。

名前を呼ばれなかったんじゃないか?と順子さんは心配して祖母を憂う
優しい気持ちがいっぱい伝わりました。

私は孫が保育園に行くようになって、孫のお友達のステキなお名前を
拝見することが多くなったの。

キラキラネームではなくって、漢字自体が美しくパワーのあるお名前が多い。名前って本当にギフトだなぁ…と思っています。

2つ目は、


私の名前は「かぢこ」というエッセーをご紹介します。

お父様の思惑とは違って役所で、方言のまま戸籍に載ってしまった
名前を愛する気持ちが溢れています。

「父も母も明治生まれ、雪深い田舎町で生まれました。49年前の東北の田舎町、役所といえども書類はいらなかった。結婚んも出産も口頭で良かったそうです。役所の人が代筆してくれたそうです。中略、
問題が生じたのは東北という土地柄だったんです。方言だったんです。父は「和子」と名付けたと小学校に入るまで言い続け漢字の練習もさせられていました。
49年の人生を振り返ってこの名前が良きつけ悪しきにつけ影響してきたことは言うまでもありません。そしてどんな時でも、私自身が、間違ってつけられてしまった、この名前が大好きなのであります」

こちらも「へぇぇぇぇ」という、エピソードですね!

ね、なんだかんだ言ったって

「名前」はその人そのもののパーソナリティに大きく影響します。

そして、かぢこさんも、ステキではありませんか!

だってご自分の名前が大好きでいらっしゃるし、何よりお父様の思い「和」を教えられて満足されています。

そのうえで「かぢこ」さんは方言が好きと、育った土地を愛していらっしゃる。いいお話だなぁと思います。

ご自分の名前に
「この名前で良かったんだ!」
「世界にただ一つの私の名前!」
という愛着を持つこと超ダイジ。

それって

「自己愛」200%になれる名前をいただいてるってことだもんね!


こんなふうに名前の「強み」を自覚できるって、素晴らしくありませんか?

運と勢いというのは、名前の物語のこと。
未来の「吉凶」のことではなく、常日頃の在り方のこと。

誰でも自分に一番関心がある、だから「お悩み」抱えちゃうけれど、名前に自信を持てたら8割がた解消してしまいます。

「名前物語」には、ご自分の思い込みを根底から覆すだけのパワーが名前にはある。


「自己愛」200%になれますよ!


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バーバラ・マルカワ
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