『マトリックス』デジタルディストピアな世界
『マトリックス』デジタルディストピアな世界
人の「思考と感情」をエネルギーとする
支配システムのAI「マトリックス」
についてお話します。
映画では主人公Neoが
支配システム「マトリックス」を抜け出し
人としての意思や役割に目覚めていく
過程が描かれています。
人の意識という、とても身近なのに、
はっきりと科学的に解明されていない
未知の存在をひもとく、ヒントが
詰まっているのが『マトリックス』
という映画なんです。
あらすじは
AI「マトリックス」と人間は対立の果てに、
人類がAIに支配されている未来が舞台です。
AI「マトリックス」は、
人間の生体エネルギーを
電池のように動力源としながら、
人類を拘束して栽培し、
そこでは、人間の意識は、
脳に差し込まれたプラグによって
電脳空間に繋がれています。
AIが電脳空間に作った支配システムが
「マトリックス」で、意識空間を
「電気的」に完全にハックされた人類は、
自分で自分の肉体が支配されていることも
気づかないまま ただ機械として
「エネルギー源」とされているという
まさに、
デジタルディストピアな世界が描かれます。
※ディストピア(英: dystopia)
逆ユートピア(英: anti-utopia)は、
反理想郷・暗黒世界
しかしキアヌ・リーブス演じる主人公は、
その支配システムの中でずっと
妙な違和感を感じ続けていました。
現実としか思えない夢を見ているように、
自分が認識している現実の外に
何か隠された真実の世界があるような
気がしている。
そこであの最も有名な「赤と青」の薬の
二者択一をせまられ、
真実の世界への目覚めにつながる
「赤のピル」を飲んだ主人公Neoは
「マトリックス」という
支配システムの実態を知るわけなの。
この映画が描いているのは、
人間は知らず知らず、
自分の回りのいたるところにある支配システム
「マトリックス」の中で統制されている事。
そして
ただ私たちが
脳の電気信号が映し出しているに過ぎない
「現実」と呼ばれる世界を、
まるで絶対的な実在のように
思い込んでいるという事。
しかし、その現実世界という
「マトリックスの外には」
支配システムの外に出た人のみが知りよる
「真実」があるという事なんですね。
この辺りは、密教的な観点から見れば、
現象界は夢・幻であって、
実在ではないということになります。
太陽系文明=支配者は
被支配者=レムリアンがいなければ
存在できないという
「からくり」=システム
に気づいていただけたら嬉しいです。
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