縁結びの神様④スサノウの末っ子、須勢理毘売は「駆け落ち+嫉妬女」
縁結びの神様④スサノウの末っ子、須勢理毘売は「駆け落ち+嫉妬女」
スサノウと櫛稲田姫という両親を持つサラブレッドの宗像三女神については
美人三姉妹で縁結びの神で紹介しました。
この姉たちの下に五人の妹姫がいるの!
須勢理毘売命(スセリビメ)とは、
英雄の須佐之男命の末っ子でで八番目に生まれた愛娘で、荒ぶる女神として
嫉妬深さで超超有名になった女神様。
須勢理毘売命は古事記の「根の堅州国」「八千矛の神の歌物語」に登場するオオクニヌシの正妻の女神です。
正妻といっても日本神様たちは、一夫多妻制なので、オオクニヌシには他にもたくさんの妻と子供たちがいました。
沢山の妻がいても、ひときわ有名なのが荒ぶる女神の異名を持つスセリビメです。
スセリビメは、とても嫉妬深いことで知られていますが、その反面、オオクニヌシを一途に愛した健気な所もあったの。
あなたの名前の中にスセリビメがいると「依存からの脱却」ができる本質があるんです。
須勢理毘売命(スセリビメ)の名前の色々
須勢理毘売命(スセリビメ)
須世理姫(スセリビメ)
和加須世理比売命
(ワカスセリヒメノミコト)
やっぱりスセリビメも、いくつかの漢字や呼び名で表現されています。
スセリビメが通称。
「スセリ」には「進む」または「荒ぶ」と言う意味があるため、「荒ぶる女神」として嫉妬深く激しいイメージが定着しています。
しかし、スセリビメには「意思をもつ女神」という意味もありますので、
自分の意見をハッキリと示すことができた真っ直ぐな女神でもあったわけ。
スサノウの末っ子ということもあり、スセリビメは溺愛された娘だったようで、勝手にオオクニヌシと結婚したことを知ったときは、スサノオが大激怒しています。
駆け落ちしちゃったわけ!
そりゃ、怒るの当たり前よね!
そして、
なんとか娘との結婚を止めさせようと、高天原でみせたような粗暴で幼稚な面をのぞかせ、オオクニヌシを追い詰めようとします。
英雄として知られる父・スサノオが、ムスメ可愛さの親バカ丸出しで、オオクニヌシに数々の試練を与えた際は、父親にバレることを恐れることもなく、手助けをして守り続けました。
こういう話「あるある」だけど親に反対されたら
ロミオとジュリエット現象が起きて、大変な事件が起きるのは世の常!
それだって、神話時代のお話なんだから、歴的にみたって日本ってスゴイと思わない?
この話、長くなるので続きはまた。
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