観音経33回唱えてから真言は333回、それじゃ御神籤ひけないよね!
観音経33回唱えてから真言は333回、それじゃ御神籤ひけないよね!
昨日は、神社の「和歌御籤」だったけど、今日は「漢詩御籤」について。
漢詩のおみくじにも、おみくじを引く前に仏様のためにお経をあげて
呪文を唱える作法があります。
今でもおみくじを引く前にお経を唱えることを、しきたりとしているお寺もあるそう。
江戸時代から用いられている、私の愛用する観音様の漢詩御籤(元三大師御籤)では、
おみくじを引く前に、まず観音様のお経である観音経を3回読み上げて、
それだけでも、大変な事!
それ3回読み上げたあとで、まだ、ご真言3種類をお唱えするのが正式・・・
聖観音、オン アロリキャ ソワカ
千手観音、オン・バザラ・タラマ・キリク
十一面観音、オン・マカ・キャロニキャ・ソワカ
そのお唱えする数
驚くなかれ!
「オン アロリキャ ソワカ」x 333
「オン・バザラ・タラマ・キリク」」x333
「オン・マカ・キャロニキャ・ソワカ」x333
ナント
それぞれ333回唱えてから
33回礼拝します。
お経を3回唱えるのに20分x3回で60分
ご真言を333回唱えるのに1分で3つを唱えたとしても333分
そのうえ33回拝礼すると1分で3回できたとして
15分以上・・・
合計すれば最短でも、400分オーバーで、7時間
7時間かけて、おみくじを引ける・・・というなら、ひくより先に腰が引けちゃうわ!
これだけ集中して初めておみくじを引くことができるのです。と強調!
この作法からもわかるように、おみくじは自分の心を集中して神様仏様をお招きしてからいただくものなのです。
ですから、そのお寺や神社に和歌や経文を唱える決まりがあればその通りにして、
特に作法が決まっていない時は、神様に礼儀正しく話しかけるようにして
心を込めてひきましょうね。
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