『日本の神々の正体』ってウッソー!という秘密がいっぱい。
『日本の神々の正体』ってウッソー!という秘密がいっぱい。
『日本の神々の正体』って本を読んでいたんですが、ウッソー!という秘密がいっぱい。アマテラスとスサノオ、影が薄いけどツクヨミは三貴子とも呼ばれる神様界のスーパースター。
ドしょっぱなから、アマテラス最初は男性だった、ということに言及していて、そのことは以前にも書いたけれど、「正体」となると興味津々。
※過去記事:あなたの名前が天野照子だったら?
私が尊敬して屋号にもしている「エビスさん」は実は、そのアマテラスをはじめとする三貴子よりも先に生まれた「長男」だったの。まぁ、ハンディキャッパーだっていうことで捨てられるんだけど、そういうことも含めて「古事記」や「日本書紀」なんかは謎がいっぱいで面白い。
神様の名前は「使命」によって、色々変化したり、最初っから沢山のお名前があったりして、その表記も色々で「妄想」できるところが文字の素晴らしいところだと思います。
「お金の神様」として有名な、お稲荷さんも出自不明の女神様なんですよね!通称お稲荷さんのウカノミタマは、日本神話に登場する女神。
かわいいキツネさんしか思いつかない?まぁ、それもアリ!
『古事記』では、宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
『日本書紀』では、倉稲魂命(うかのみたまのみこと)
名前の「宇迦」は穀物・食物の意味で、穀物の神。
また
「宇迦」は「ウケ」(食物)の古形で、
特に稲霊を表し、
「御」は「神秘・神聖」、
「魂」は「霊」で、
「稲に宿る神秘な霊」と考えられる。
古事記にも日本書紀にも、性別が明確にわかるような
記述はないけれど、古くから女神とされてきた。
『古事記』では須佐之男命と神大市比売(かむおおいちびめのみこと)との
間に生まれた子で、兄に大年神がいる。
『日本書紀』では、伊弉諾尊と伊弉冉尊の間の子とし、食物の神を生もうという明確な意思によって誕生する。
『諏訪氏系図』では、建御名方神(たけみなかたのかみ)と八坂刀売神(やさかとめのかみ)との子である八杵命(やきねのみこと)の子
孫ってことね?
このあたりで
神々の系譜が縦横無尽にクロスオーバーしていて、宇迦之御魂神は
どの神様の子かわからなくなっちゃう。
けれども
神様って「名前」変えるし、どこにでも出現できる
から、
両親が不明でも何ら不都合はないの!
お名前と、その「御利益」=使命さえ私たちにわかっていれば、
お詣りできるから!
古代は物々交換だったから衣食住の神様だったけど、
今は貨幣経済になったから
「お金の神様」
神様だって時代に合わせて使命もスライドしていく
…スバラシイ!
伏見稲荷大社の主祭神であり、稲荷神(お稲荷さん)として
広く信仰されている。
ただし、
稲荷主神として、ウカノミタマの名前が文献に登場するのは
室町時代以降のことなの。
伊勢神宮ではそれより早くから、御倉神(みくらのかみ)として祀られた。
ウカノミタマ。「お稲荷さん」として知られていますね。
ウカノミタマは衣食住の助けるために、私たちにに現実的な対応力を
つけるよう応援してくれる神様。
ご利益は衣食住の応援です。
稲から収穫する米は豊かさの象徴で、稲の神・食べ物の神として、
広く信仰されたのですが、時代の変化とともに、
食べるものに困らない
+
着るモノにも困らない
+
住むところにも困らない
という3拍子揃ったご利益から
「お金の神」へと変化したようです。
愛知県なら豊川稲荷、が有名です。が豊川稲荷様は神社じゃなくてお寺。
宗教法人妙厳寺 豊川稲荷というのが正式なんです。
このあたりも説明がややこしい。