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八百万の神々に「穢れ」は失礼だから、神棚封じ

八百万の神々に「穢れ」は失礼、神棚封じって何?

喪中に行う神封じとは?

神道を信仰している方にはなじみ深い神棚、この神棚を封じることが
あることをご存知でしたか?

神棚を封じることを「神棚封じ」と呼ばれ、喪中期間に行われるの。

そもそも、神棚封じとは何?昔から神道の世界では、「死」を穢れ(けがれ)として捉えられてきました。

家族の中に「けがれ」があると、神様は力を失ってしまうので、神棚封じを行い、神様の力を守るという意味が込められています。

そうそう、神様と私たちって、エネルギーが繋がっていて、私たちから「穢れ」を放出したら、とっても失礼になりますものね!

それに、

この神棚封じは、神様を封印することなのですが、神道の世界では死や出産を穢れと、とらえられていて、

昔は、

亡くなった人には喪屋を作り、子どもを産む時は産屋を作って、神様の住んでいるところから隔てるようにしていました。

「穢れ」は不浄だと、汚れたものを連想し易いけれど、それだけではないの。人はつらいことや悲しいことが起きると、気力が失われ元気な状態ではいられません。

特に大切な方が亡くなると、気持ちが沈み、悲しみがあふれることになるでしょう。

このように、気力や気持ちなどの、内面的な「気」が枯れて「元気」のない状態を気枯れ(けがれ)ている、つまり「穢れている」と呼ぶようになりました。

自宅にある神棚は、家を守る小さな神社と同じ存在。

だから、

神様に死の「穢れ」=「気枯れ」が及ぶことを避けるために、神棚に祀っている神様を守ることが大切になってくる。

つまり、コロナと一緒!

ソーシャル・ディスタンスを保つためにすること!

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今回私はお葬儀屋さんから、教えていただいたのですが、神棚封じを行うタイミングはいつが良いのかと言うと、


故人が家に帰り、枕飾りなどをした後や葬儀の後に行います。

例えば、病院で亡くなった場合、医師より死亡報告を受けます。

その後、
葬儀を執り行う業者へ連絡をし、故人を車にお乗せして業者が自宅まで連れて行って下さる。

しかし、自宅に帰宅した後は、宗派によって故人を安置する方法が
違うそうです。

けれども、八百万の神々のわが国では、しきたりとして安置方法が
残っているようです。

神道では「上座は北」とされているので、北枕にして故人を寝かせます。

父の場合も北枕に、白絹のお布団に、エンバーミングして頂いた
最高のスマイル寝顔で安置していただきました。

実家とは世帯が違うので、私が死体安置して、帰宅後に、一番にしたのが、神棚封じでした。

ともかく、私には

私の部屋にいらっしゃる神様方が一番大事ですから!

神棚封じは誰がやる?神棚封じを行う人物として、故人と関係が深いご家族は、死と密接に関わっているため相応しくないと昔から考えられてきたそうなの。

また、悲しみや辛さが残って、気が動転していることも考えられますので、
第三者の立場の方にお願いした方が良いです。

とは教えていただいたけど、


それじゃ、誰がするの?


このためにベンリーさんを呼ぶわけにもいかない・・・

最近の傾向としては、葬儀自体が簡略化されてる為、神棚封じを行う作法やマナーもそこまで厳密ではなくなってきているとのこと。

万が一神棚封じをお願いできる方がいない場合は、家族の方が執り行っても
差し支えはありません。

ということで、私が夜の10時過ぎから、脚立使ってよじ登って、天井に半紙を貼った。

神棚封じは、本来50日までと決められていました。

古くは江戸時代の「生類憐れみの令」から始まり、年月を経て明治7年の
服忌令(ぶっきりょう)まで踏襲された経緯があります。

この服忌とは、喪に服することと「穢れ」を忌むことを意味しており、家族や親族が亡くなった際に、喪に服する日数と、悲しみや苦しみがなくなる
(=けがれがなくなる)忌の日数を決めたものです。

神道は死そのものを避ける風習がありますので、例え神道でなくても、家に神棚を祀っていたら、神棚封じを行った方が良い、と言い伝えられてきました。

なるべく早い時期から行うようにしましょう。とのこと、


1.神棚の神様へ挨拶をする

2.榊やお供物などを下げる

3.神棚の扉を閉め、

4. 真ん中に白い半紙を貼る

また神棚封じはしても、仏壇はそのままにしておき、封印する必要はありません。

そもそも神道の「死は穢れ」。穢れ=気枯れというのは、仏教にはない。

まぎらわしいけれど、仏壇は閉める必要はナシ。

最初に、神棚の神様へ軽くお辞儀をして、簡単な挨拶をします。

私は3度目は「給う」にして、「祓い給え清め給え」を3度か繰り返しました。

挨拶を済ませたら、神様へ家族の中の誰が亡くなったかをいう。

誰が亡くなったかを、報告することによって、神様が故人を神の世界へ
案内できるようになります。

報告しないとダメ。

「父、光正が亡くなりました。神棚を封じさせていただきます」

と申し上げたの。

神道のでは亡くなった人は、神の世界へ行き、家と家族を守ってくれるらしいの。ご先祖様は、宗旨宗派に関係なく、私たちを守ってくれているのね!

だから、


挨拶と亡くなった人の報告、名前をきちんと伝えることが大切なのです。

それから

神棚にある榊やお供物を下げます。

全部下げてしまって良いの?神様に対して失礼では?

と迷うかもしれませんが、特に問題ないそうです。

神棚を封印している期間中は、お供物しなくてもよく、
かえって何もしないで、神棚を封印しておく必要があるそう。

その理由は、古くから「穢れ」から神棚を遠ざけるために、50日間を過ぎるまでは、触ることすら控えた方が良いとされているからです。アンタッチャブルよ!

神棚封じを行っている間は礼拝も遠慮して、50日を過ぎたら
新しいお供物や礼拝ができる。

榊やお供物など一式を下げたら、扉を閉めて中央に
白い半紙を貼り封印。

半紙を使う理由としては、神棚という聖域を犯さないようにするためです。

書道で使う白い半紙をそのまま神棚に貼るだけですので、封印の仕方はいたって簡単です。

神棚の大きさや幅によっては、半紙が小さく感じたとしても、半紙の大きさより、神棚の中心に貼ることが大事。

そして、神棚に半紙を貼る時は、画びょうやピンなど、穴があくようなものは使わないようにします。

神様へ「穴」を開ける行為は、失礼にあたるので、セロハンテープで半紙を貼るということを忘れないように。

しかし、

セロテープで貼るって、高いところはむずかしい。

ここで落ちたら、骨折だよ!という危険がある時は「安全第一」にしてくださいね!

転んだだけで骨折歴3回、骨折ベテランの私ですから、本当に気をつけたことはいうまでもありません。


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