「いい加減」は大事、褒め言葉よね?
今日の一言は篠田桃紅の言葉
日本人はなにかあると、「いい加減にしておきなさい」と言います。
ご飯がおいしいからといって、食べ過ぎてはいけない。
いい加減にしなさい。
「いい加減」は素晴らしい心の持ち方だと思います。
ほどほどに余裕を遺し、決定的なことはしない。
中略
このように日本の文化には、余白を残し、臨機応変に、
加えたり減らしたりすることのできる「いい加減」の精神があります。
中略
たとえば、歳をとったら体を冷やすのはよくない。
温かくしておいた方がいいと言います。
余計な負担をかけずその人に合った、
いい加減の温かさに保つことが良いのです。
『103歳になってわかったこと』から。
良いと言われていることより、自分の好みを優先する。
私の場合は、人間関係もそうなの。
しょっちゅうベタベタより、たまに会ったときに集中して楽しむ。
「いい加減」に調整するというのは、丁度良い、適度のこと。
「いい加減」な人?
けっこう「だらしない」とか「ルーズ」な人に使われてます。
でも、「いい塩梅」と同じように「適度」なことと取れば
最高の褒め言葉と受け取れます。
食事も、睡眠も、仕事も、人間関係も、
ほどほどに「いい加減」な方が楽なの。
長生きのためのガマン。
「健康マニア」「運動マニア」も適度ならいいの。
長生きだけが目標っていうのも父のように90過ぎると
あるもんなんだな、とも思う。
しかし、長生きのために「無理」し過ぎに見える方もいる。
「自分に厳しい」完璧主義者。
それはつまらないし、私の場合それは生き甲斐にならない。
身体に悪いモノだって「食べたい」し、夜更かしも時にはする。
すべてにおいて「行き当たりばったり」でも
「自分が楽」なら、それがベストなのよね!
「いい加減」というのは、ちょうど良いこと。
「過ぎたるは、なお及ばざるが如し」という孔子の言葉がある。
度が過ぎること、不足することも同じように良くない。
そして「中庸の徳たるや、それ至れるかな」
ほどほどにしておくことは、高い徳に至ると説いている。
徳なんて要らないよ。修行僧じゃないから。
毎日を気持ち良く、気楽に、凹まないでいけたら、
それがイイの。高望みはしない!
篠田桃紅さんだって言ってます。
「いい加減はすばらしい」ってね!
バランスめっちゃくちゃ!
「減」のマヌケなこと。
ゑびす文字ってこういうことなの。
運気が流れやすい「イージー」な気持ちの字。
上手い下手なんて関係なく自分を喜ばせる。
「あんまり頑張らなくたって大丈夫」という
大らかさがツボです。
あなた流に好きな言葉があったら真似してみてね!