うへぇ「祟り」と「バチ」は噓だった!
昨日の難波神社のパンフレットを見ていて
『話のタネ』からお稲荷さんについて
誤解していたことわかりました。
私は子供時代、祖母のところで育ちました。
信心深い祖母が毎朝「のうのうちゃん」こと
仏壇に向かって般若心経を唱えていました。
その祖母が絶対にお稲荷さんには行かなかったの。
「お狐さま」は
御礼が十分じゃないと祟るからって。
調べてみると確かに「お稲荷さんあるある」でした。
お稲荷様の信仰は、本当は怖い、危険だ、祟りがあるという噂があります。その噂が持つ意味とは一体何なのでしょう。
古来より、動物であるきつねを神と信じることは、人間の生命に具わる畜生根性(ずるがしこい命)を呼び起こすとされてきました。
その結果、そういう人は人格が低落したり、他人を欺いてでも自ら金儲けしようとする汚れた心を持つと考えられてきました。さらに、いわゆる「キツネつき」という精神的な異常行動と結びつけられるために、お稲荷の信仰は危険だと怖れられてきました.
スゴイ刷り込み効果を発揮して
今に至るまで
私もお稲荷さんはお詣りしてこなかった。
観光してもお詣りせず、
お札を買わずに「祟り」だけを怖がっていたのです。
新幹線の中で難波神社のパンフレットを見ていると
神社の正式名は上難波仁徳天皇宮あるいは、上難波神社でありましたが、正式名を知る人はほとんどいませんでした。江戸の初期に出された大阪最初の案内記の「葦分船」にも「稲荷有るを知りて、平野有るを知らず」と書かれていました。主祭神の仁徳天皇より有名な大阪屈指のお稲荷さんでした。
商売の守り神はお稲荷さん!
人が生活するうえで最も大切なものが食べ物であり、日本においてはお米がその代表にあります。稲を守る稲荷の神が、あらゆる産業の守護神となり、商売繁盛の守り神となりました。
関西ではヱビスさんが商売繁盛の守り神として有名ですが、ご神像をみると鯛を抱え釣竿を持っておられるように、本来は漁民の守り神であります。
と説明されています。
つまり私の屋号の「ゑびす」さまってのは
海の神様であって普通の商売なら「お稲荷さん」よ!
とおっしゃっている!
いやぁぁぁ、なんとなく大阪の人の言い方だなぁ、
と名古屋の田舎もんは思いましたわ。ワハハッ!
まぁ、ともかく
今まで
上から見下ろして「お稲荷さん」を
素通りしてきたことお許しください!
ということで、
急に「ご利益」をありがたいと思い始めました。
全国に3万社以上ある稲荷神社の総本宮は、
京都の「伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ)」。
稲荷神社はじまりも知っておかなくっちゃね。
『山城国風土記』の逸文によると、和銅4年(711年)、秦伊侶具(はたのいろぐ)という人物が、餅を的にして弓を射たところ、餅が白鳥になって山の彼方へ飛んでいき、その白鳥が降り立った場所に稲がたわわに実ったそうです。そこに神様をおまつりしたことが伏見稲荷大社の創建とされています。
伏見稲荷大社と言えば、秦(はた)氏の氏神様という認識が強いですが、風土記によると秦氏が信仰していたのは「伊奈利(いなり)」と表記されています。「稲荷」の方は荷田(かだ)氏がお祀りしていたという説もあるようです。つまり、同じ伏見稲荷山の中で複数の氏族による信仰形態があったようです。
いずれにしても「稲荷」の言葉には、「稲がなる」という意味が込められているのです。
稲荷神は稲を象徴する穀霊神、農業と深く関係する農耕神、宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)とされています。
江戸時代までは国民のほとんどが農業に従事していたことから一般庶民に支持され、全国津々浦々、国内で最も普及した神社となりました。
ちなみに「お稲荷さん」はきつねではありません。きつねは稲荷神のお使いであり、神様をお守りする存在として境内に置かれています。お稲荷さんの使いとして、全国の稲荷神社に鎮座するキツネの像。よく見ると、口に何かをくわえています。
例えば稲束、鍵、巻物、宝珠などをくわえたキツネを見たことはありませんか?これらにはそれぞれ意味があります。
稲束は、五穀豊穣に関連すると分かりますね。
鍵は、蔵の鍵だそう。富貴、豊穣、諸願成就を表します。
巻物は、仏教の経典です。
宝珠は、諸願成就の象徴です。
神様の御使いが咥えているのは仏教の経典!
まさに「ありがたい般若心経みたいな儲かる呪文」じゃないの?
ワタクシともかく「真言」に救われたクチなので
そうと知ったら益々ありがたい!
写経写経で
「認知のクレイジーな母」からの言葉の虐待を乗り越えられた。
っていきさつがありまして。
身内からの罵詈雑言って辛いわよ!
どんなに言うこと聞いても「親不孝娘」
「親不孝!」と怒鳴られると固まっちゃう。
他にも、キツネはさまざまな宝具をくわえています。
ぜひ、お近くにある稲荷神社のキツネが、何をくわえているのか確認してみてください。
また、稲荷神は神仏習合思想において仏教の女神とも習合したため、仏教寺院でも祀られています。愛知県の「豊川稲荷」や岡山県の「最上稲荷(さいじょういなり)」は神社ではなくお寺であり、仏教における稲荷神として祀られています。
お稲荷さん、どんなご利益があるの?
稲荷神が食物の神を表すことから最も代表的なご利益は「五穀豊穣」ですが、稲荷神は養蚕業など商業の神も司っていることや、信徒が農民から商人に拡大したことで、豊作のご利益が「商売繁盛」へと解釈されるようになりました。
日本中で親しまれるようになった現在では、「家内安全」や「学業成就」「縁結び」など様々な願いを叶えてくれる、頼れる身近な神様として信仰を集めています。
また、朱塗りの鳥居が連なっているのは、願い事が「通る」「通った」などの意味から、心願成就の祈念や成就の感謝を込めて鳥居を奉納する習慣が江戸時代以降に広がったため。「願いが通りますように」と気持ちを込めて鳥居をくぐると良いでしょう。
「通る」っていうジンクスも良いですね!
「願いが叶う」「試験に通る」
こじつけでも言葉っての二重構造は好きです。
この「お稲荷さんとの出会い」
1週間ほど前から神明社さんに
「お狐さま」がいらしたりして、
神様からのお知らせだったかも知れません。
今朝も神明社さんに朝散歩に伺い、
道の途中のお寺さんを横目に
見て歩いていたのですが、
今日は駐車場から赤い鳥居が見えたんです!
は?今まで鳥居なんかありましたか?
と思って駐車場を横切ってお寺に入っていったら、
神社が二つある中に「お寺がある」という造りで、
ご近所さんでも中に入らないから
知らなかったとビックリ仰天!
最初に目に入ったのは「奥の院」
なにやら秘密めいた雰囲気があり、
鳥居をくぐると「お狐さま」が
振り向いて「こっちこっち」しています。
しかし、そこは奥の院でありながら
奥の院に通じる道ではないようで、
右手の道案内に従って
ぐるりと曲がって「奥の院」がありました。
あぁぁぁ、お賽銭余分に持っていて良かった!
と心底思いました。
こんにちは、お賽銭ありません、
じゃ申し訳ないものね。
距離は50メートルほどなの。
だけどお詣りしている
気分になれる50メートル。
お地蔵さんとか観音様とか、
じっくり見ていないので
わかりませんでしたが
何体も並んでいらっしゃって、
気温朝から34度でしたが陰で涼しいの。
初めての「お稲荷さん」詣りをして
来た道を引き返すと、
先ほどは後ろに立っていて気が付かなかった、
「奥の院」の親分神社が!
そりゃそりゃ立派な
「お狐さま」が
神様の御使いとして並んでいました。
ここでも、
あぁぁ、お賽銭余分に持っていて良かった!
いつも
50円玉3枚か5枚もって散歩に行くので・・・
そのぐらい近所に神社が沢山あるの。
なんといっても家の前に
「住吉さま」後ろは「八幡さま」ですから。
しかし、ワタクシ屋号が「ゑびす」だもので、
お稲荷様が商売繁盛で「お狐さま」が
神様の御使いとは知らなかったの!
これからは
「どうぞよろしくお願いいたします」と帰ってきました。
ちなみに「奥の院」の親分神社「林神社」とありました。
個人の神社様なのかしら?
朝のソロ・ウォーキング(ただの散歩)だんだん
ツボにはまってきたかも?