とあるオフィスの電子書籍 #7

業務時間内にするどんなことも、
漫画に着地させれば業務の一環とみなせるのではないか?

という一大仮説が浮上した。本編に入る前に書く。

出勤直後に、同じテーブルの社員さんが、あるバンドをすすめてくれた。

「原因は自分にある。」

気苦労の多そうなバンド名だな……
と思ってきいてみると、これがとてもよくて驚いた。

率直にいって、

 キスマイ
 米津玄師(ハチの頃の)
 Nissy(AAAの)

をまぜたゴージャスな音楽という印象だった。
もっというと、

 ボカロの音楽と厨二っぽさ、
 ジャニーズの大衆っぽさ、
 ヒップホップ要素

がすべて含まれている、プロによる演奏として受け取った。

世代だったのにアマチュアっぽさが引っかかって入り込めなかったボカロ文化だったけど、「原因は自分にある。」の演奏はそうとういいので、自分にはとても刺さった。Joy To The Worldのフルートかっこよすぎ。

先に貼ったEPの最後の曲に「覚えているでしょう あの頃の音楽」のような歌詞があるのをふまえると、もしかしてターゲティングされてるのではないかという気さえする。
色々書きたいけど時間がないのではしょるけど、いくらでも深読みできそうなEPだった。もう誰かが批評してるならぜひ読みたい。

で、とても気に入ったので、仕事の合間に聴いては、勧めてくれた社員さんと感想を交換しあったのだが、

「このCDでなら、スクールカースト上位者とオタクが一緒に踊ることだってできるのでは?」

という感想に落ち着いた。
ボカロっぽさで厨二心をくすぐられてポエムを詠みたくなったのもあるのだが、
それにくわえてジャニーズっぽい要素もあるこのグループなら、両者が仲良くなる媒介として音楽が機能するのでは、と安直な発想をしたのだ。

で、冒頭書いた件。

「そんなふうにステータスに差がある2人が恋する学園ラブコメってありますかね?」

と、自分の引き出しを増やすために質問して、一挙に8タイトルくらい教えていただいた。

これ、商品研究のきっかけになるな?
音楽の話をするのも、現代のカルチャー理解にもつながるな?

つまり、音楽きいて、それについてたっぷり話し込んでも、漫画に話が行きつけば、仕事とみなせそうだな?

という仮説が浮上した。

あ、もう時間切れだ。この件、以上!

ここから本編

金曜。社内報の日。
書店員としての諸業務がおわったあとの時間をぜんぶつぎこむ。

やっぱり社内報を書く時間が一番楽しい。

ふつうに働くだけでは、全員が知ることにはないであろう、
社員さんの経歴やパーソナリティを伝える仕事。

取材対象のいいところを全面に出して記事を書くのは性に合ってる。
自分が文章を書く立場になってからは、
センセーショナルな言い方には距離をとるというスタンスをとることに迷いがなくなった。

同時に、自分のなかでのTwitterの位置づけが公開メモ帳へと変化した。
で、noteが排水溝。
ぼくはぼくがきれいごとばかり書くことをコンプレックスととらえているので、一見きれいなnoteは実は排水溝というわけ。

あ、もう時間だ。頑張って書いていきます
(29分)



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