ようこそ実力至上主義の教室へ2 (MF文庫J) 著 衣笠彰梧
【問題児を救うべく、偽りの仮面を脱ぎ捨て、真実を証言せよ】
Cクラスの陰謀で、罠に嵌められた須藤を助ける為に事件の鍵を握る佐倉の助力を仰ぐ物語。
人と接する事が苦手な佐倉。
孤独に身を浸そうとも心のどこかでは愛に飢えていて。
それを脱する為に偽りの仮面を被り、本当の自分を隠して生きてきた。
そんな折、クラスメートの須藤が問題に巻き込まれる。
真実を知っているのは自分だけ。
衆目の場で真実を話す事はかなりの勇気が要る。
嘘と誠が錯綜する中、清隆の機転で一つの解決策が浮かんでくる。
相手をかえるのは本当に難しい。
変えれるのは己だけ。
自分の非を認めるのは辛い事だが、それは誠実に歩み始める正しい道で、周りもそれを評価してくれる。
自らの過ちを素直に認める事で強くなれるのだ。
危機から脱する事が出来た清隆達だが、問題は山積みで、彼らは勉学と恋をどう乗り越えていくのか?